内容説明
映画『グラン・ブルー』に魅せられてフリーダイビングと出会い、「頂点に立ちたい」という夢を追い求めた男はある日会社を辞め、プロのフリーダイバーになった。マイナースポーツで、当時はプロを名乗る選手もいない状況。周囲の反応は冷たかったが、彼は自らを信じ続けて努力を重ねた結果、日本人初の国際大会優勝を実現し、アジア新記録を打ち立てる。サポートダイバーの死、ブラックアウト、東日本大震災など選手としての危機を幾度となく味わいながらも、なお“世界一”を目指して潜り続けるアスリートの奮闘記。
目次
第1章 フリーダイビングとは?(競技人口は一体どれくらい?;深海は最後のフロンティア ほか)
第2章 アンダーウォーター~グラン・ブルーの世界(「自分」は「自然の一部分」;月の満ち欠けに従って行動 ほか)
第3章 フリーダイバーはつらいよ(当初はすべて手探りだった;食事は“本物”を摂る ほか)
第4章 暗黒の2年間―ブラックアウトと友人の死(日本記録を打ち立て有頂天に;敬意を忘れ、剥き出しになったエゴ ほか)
第5章 それでも世界一の深みを目ざす(日本人の強みは忍耐力;「心」に始まり「心」に戻る ほか)
著者等紹介
篠宮龍三[シノミヤリュウゾウ]
1976年埼玉県生まれ。2004年、27歳でプロ転向。’05年フリーイマージョン種目で世界ランク1位となる。コンスタント種目では’08年4月、バハマでアジア人初の100mに到達。’09年12月にジャック・マイヨールの自己最高記録である105mを超えて、107mを記録。’10年4月、再びバハマで現アジア記録の115mを達成。同年7月には日本・アジア初開催となる世界選手権を誘致し、自らも日本代表キャプテンとして銀メダルを獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガクガク
糜竺(びじく)
スプリント
うたまる
しろくまZ