内容説明
還暦世代が少年だった頃、パソコンが出現した。当時のパソコン少年たちは、中年を経てパソコン老年となった。活版、電算写植、デジタル印刷を経験した老舗印刷屋の経営者が情報化社会を語る。
目次
第1章 スマート老人とIT(スマート老人の逆襲;デジ(タ)ル卵
魔法の社長 ほか)
第2章 電子書籍転向宣言(転向しました。;出版の垂直移動;本が見つからない ほか)
第3章 印刷業界よもやま話(あの機械を何と呼びますか;コンベンショナル印刷;展示会のコンベンショナル印刷 ほか)
著者等紹介
中西秀彦[ナカニシヒデヒコ]
1956年生。京都大学文学部心理学科卒業(1980年)、(株)社会行動研究所勤務後、中西印刷(株)入社(1985年)。同社社長(2016年)。立命館大学非常勤講師(情報化社会論、図書・図書館史。1999~2000年、2012~2019年)。大谷大学非常勤講師(情報社会論他。2002年~)。日本ペンクラブ電子メディア委員(2005年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
7
PCやネットに疎い高齢者の奮闘記ではなく、ニフティサーブ時代からコンピュータに造詣の深い方が書かれた本でした。 印刷業界が辿った活版印刷、電算写植、デジタル印刷について詳しく書かれており、印刷業を含む出版業界の展望についても参考になる内容でした。2020/11/23
ajitako
1
学会誌の連載終わっちゃったからねえ。時代の流れが速く全然皆の想像する通りに進まないししかもコンベンショナルが予想以上に強すぎるし2024/04/03
Tsuchi(TSUCHITANI.K)
0
「電子式年遷宮」そうだね〜と思う2021/06/25