内容説明
古都の東はずれに佇む木造二階建ての「柿ノ木寮」。そこに住まう奇天烈な寮生達の生態を活写する記念物的語り下ろし。「ここでの暮らしぶりを間近に見たなら、今どき話題の発達障害って括り方も変わってくるだろう」などと物知り顔に語る牡鹿の正体は?寮生活の極意はキャパシティだ、と伝説の寮長は言った!
目次
鹿の章(鹿と寮生との因縁;干渉する鑑賞 ほか)
人の章(恋愛指南とアフターケア;意趣返しか刃傷沙汰 ほか)
物の章(サンダルは靴か?;爽やか地獄 ほか)
事の章(凍れる音楽;寮祭という名で要塞攻略 ほか)
著者等紹介
今野博信[コンノヒロノブ]
1957年北海道大野町(現北斗市)生まれ。奈良教育大学大学院教育学研究科修了。大阪で関西芸術座、奈良で学習塾自営後に、北海道で公立小学校教員。早期退職後、伊達市で個別学習塾を自営。1989年、奈良の町屋ガイド『ならまちグラップ』出版。室蘭工業大学非常勤講師、東京理科大学長万部校非常勤カウンセラー。学校心理士スーパーバイザー。室蘭工業大学「発達障害の映画を観る会」、同「シェアリング教育研究会」の自主ゼミを企画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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