竹書房文庫<br> 恐怖箱 醜怪

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竹書房文庫
恐怖箱 醜怪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801910072
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

人は誰しも醜い闇の一面を有している。妬み、嫉み、怨み、怒り…これら負の感情が煮詰まり死に際の心を占めると、魂は成仏できずに怨霊悪霊となり、呪い祟りといった怪事を引き起こす。これすなわち怪談の誕生である。そして、その怪談を嬉々として聞きたがる、読みたがるのもまた人間の性であり、闇ではあるまいか。怪の惨事が酷ければ酷いほど、我々の心は強く惹かれてしまう。本書は著者がとくに「死臭の濃い」と思われる話ばかりを30話集めた怪奇実話集である。好奇心が命取りとならぬよう心して楽しまれたし。

著者等紹介

神沼三平太[カミヌマサンペイタ]
神奈川県出身。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超‐1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

142
実は竹書房文庫の実話怪談作家には「神」の文字の付く作家さんが多い事に今更ながらに気づきましたね。偶然なのですが今月だけで本書を含め実に4人の方の本を読んでいますよ。もしかすると神様だけに怪異に強くて作家を守るご利益があるのかも知れませんね。何回か書いていますが、共にお笑い分野の方の関西の上沼恵美子さんと関東の林家三平さんを足して字だけが少し違う名前の著者は今回お笑いの要素が微塵もない鬼のような鬼気迫る物語に徹して勝負されています。『無形様』神崎の一族の家では、子供は先天的に障害を持って生まれて来るのです。2021/03/11

HANA

53
実話怪談集。醜い話を集めていると前書きでさんざん期待値を上げてくれたので、こちらもそれに応じて期待しつつ読む。確かに嫌な話はおおいのだが、どちらかというと玉石混交。最初は大人しい話が多かったのであるが、「アソボウヨ」「されこうべ」辺りから怪談的にイイ話が多くなってくる。「無形様」や「その土地」の様な応報系もいい味を出しているが、「母」「可否」「海曳き」のような突然降りかかってくる理由のない悪意もまた素晴らしい。一番琴線に触れたのはひたすら絶望しかない「潮騒」だけど。やはり悪意に満ちた怪談はいいものである。2017/04/17

眠る山猫屋

52
相変わらず神沼さんはエグいなぁ。とある団地の各個の扉に「可」「否」と描かれ、否定された家族には不気味な顛末が訪れる話は厭だったなぁ。釣り場で知り合った少女に引かれる話『魚籠』、新築の家に何かが宿る『その土地』など地場に根ざした怪異が怖かった。そして悪魔のような男・熊沢が、マフィアの男から面白半分で奪った呪札の顛末『熊沢』。ソシオパスな熊沢、なかなか稀な悪党。彼のその後を知ることはもう出来ないのだろうな。2023/12/26

澤水月

27
個人的には代々の因果が…な話はそういう家に生まれ育ってるため受け付けないので後半つらい。タイトル通りイヤで醜い話好きにオススメ。畳み掛ける中、魚籠のボーイミーツガールの叙情はいい、幻想小説。ある話では井戸の叙述順がおかしい気がする、これは編集が指摘すべきところ2017/03/05

hannahhannah

15
神沼三平太によるオカルトホラー。今回も祟りで酷い目に遭う怪談がメイン。しかも祟りを成すものの正体が明かされない話が多かったり、唐突に話が終わったりして不気味さを煽る。「俺のものになれ」はサイコ要素が入ったオカルトホラー。「母」は女性の最後のセリフが絶望的。「ビッグになる男」は平山夢明の話に出てきそうなダメ人間が描かれる。「海曳き」や「無形様」は代々祟るようなとんでもない神様も出てくる。ラストの「熊沢」から滲み出るアウトロウ臭が良い。神沼さんが個人的に呼んでいる、「憂怪」シリーズは本作品で一区切りだそうだ。2017/09/20

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