内容説明
「凡の世界」で目覚め、「明の世界」を楽しみ、「暗の世界」を突破し、ようやく、めざす「覺の世界」に辿りつく旅です。
目次
第1幕 起 凡の世界―日常世界の自明性(「日常生活の世界」での「当たり前なこと」、つまり、「自明性」;「自分の誕生した日までの、遠さ近さ」についての自明性 ほか)
第2幕 承 明の世界―子ども「と」共生する(「明の世界」と呼ばれる「『と』の世界」;「暗の世界」と呼ばれる「『を』の世界」 ほか)
幕間
第3幕 転 暗の世界―子ども「を」利用する(「『を』の世界」、「…としての子ども」と見る世界;社会変動を生きる大人と子どもの世界―悲劇の誕生 ほか)
第4幕 結 覚の世界―凡・明・暗を統合し覚悟する(「知覚の世界」を訪れる;「覚知の世界」を訪れる―一言の重み ほか)
著者等紹介
吉田章宏[ヨシダアキヒロ]
1995年東京大學名譽教授。1934年東京神田生まれ。戦中戦後・国民学校教育。戦後新制中学教育。都立日比谷高校卒。東京大学・理科一類入学、教育学部・教育心理学科卒業、東京大学大学院修士・博士課程修了。ブルフライト大学院留学生として米国イリノイ州立大学大学院、1967年Ph.D.学位取得。職歴:イリノイ大学研究助手、コーネル大学研究員、お茶の水女子大学助教授、東京大学助教授・教授、デュケイン大学フルブライト上級客員研究員。放送大学客員教授、岩手大学教授、川村学園女子大学教授、淑徳大学教授。2010年現役引退。非常勤歴:九州、岡山、大阪、京都、埼玉、群馬、都留文科、お茶の水女子、日本女子、中央、立教、大正、岩手の諸大学。研究主題:“教育と授業”の現象学的な心理学。現在:日本教育心理学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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