内容説明
昭和を駆け抜けた航空隊員たちのふるさと。艦上爆撃機、艦上攻撃機のメッカと言われた宇佐海軍航空隊。搭乗員養成のために開隊された「宇佐空」は、その空に何を見たか。
目次
巻頭グラビア
宇佐海軍航空隊史
巻末資料 宇佐海軍航空隊をめぐって 掩体壕の残る町―宇佐海軍航空隊のあゆみ
資料編(宇佐海軍航空隊の概要;宇佐海軍航空隊関係遺跡などの位置;戦争遺跡解説;宇佐市平和資料館について;宇佐海軍航空隊略年譜)
著者等紹介
瀬井恵介[セイケイスケ]
福岡のデザイン事務所、広告代理店勤務後、1996年にデザイン工房・Seiを設立。1996年に、第38回小学館新人コミック大賞・児童漫画部門「藤子不二雄賞」受賞。1998年より、日本デザイナー学院九州校にてまんが科講師。2001年より、月刊ホークスにて「Sei調・笑いの方程式」連載開始(現連載中)。2012年より、北海道芸術高等学校福岡キャンパス講師、北九州市漫画ミュージアム漫画教室講師。ペンネーム:瀬井恵介、せい☆けいすけ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
27
半分以上が漫画。 史実を時折入れつつ、戦時下の宇佐市と宇佐空の様子を描いています。子供が読んでも十分理解できる内容。最後にかかれていたメッセージに、思わず涙してしまいました。『戦争はいけないことだし、平和を希求するのはもちろん大事。けれど、特攻隊のことを、命がけで戦った人たちがいたことを忘れてはならないし、ましてや犬死になんていうのはもってのほか。』(本文要約)その通りだと思います。騙されていたとか、軍国主義の被害者だとか言う方もおられますが、あの状況下で選べる最大の行為が、自ら進んで命を差し出すこと。 2018/11/20