内容説明
世界は「核なき世界」に向かっている。だが、それでも、それだからこそ、中国の核は日本を狙っている!中国の軍事研究の第一人者による緊急集中講義。
目次
序章 オバマ、プラハ演説の真相
第1章 核の威嚇に無防備な日本と国際社会の現実
第2章 日本は世界で唯一、核保有を許される国!
第3章 アメリカの「核の傘」は日本への核投下を前提とした防衛構想
第4章 中国の台湾統一および日本併合のシナリオ
終章 日本人よ、覚悟はできているか?
著者等紹介
平松茂雄[ヒラマツシゲオ]
1936年、静岡県生まれ。慶応義塾大学大学院政治学専攻博士課程修了。専門は現代中国(軍事・外交)。法学博士。1967年、防衛庁防衛研究所入所、1980年、第1研究部第3研究室長を経て、1987年より杏林大学総合政策学部教授。2005年退職。中国の政治・軍事戦略研究の第一人者
丹州一心[タンシュウイッシン]
早稲田大学卒業後、テレビの番組制作の仕事を経て漫画家へ転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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James Hayashi
23
防衛庁→杏林大総合政策学部教授。中国の政治軍事戦略研究家。”中国の核が日本を消滅させる日“との副題。幾ら何でも近距離の日本へ核を落とさないだろうというのが先ず思った事。しかし日本という国、日本文化というものを永続させるには核保有が必要であるという要旨。国連が中国の加盟を認めたのも、中国が核を保有した直後の事。核保有により小国である北朝鮮は超大国である米国をテーブルに座らせることを可能とした。北朝鮮も同じ様な道をゆく。アメリカと対峙する中国であるが、虎視眈々と台湾、南沙諸島、尖閣諸島だけでなく 続く→2019/02/13
ゆきまさくん
1
「核不拡散」と「核軍縮」へと一見して世界は向かっているようだが、実際には、それだからこそ中国の核は日本を狙っているというもの。 中国の核兵器の脅威は大したことはないとの見方はあるが、それは米国の「核の傘」があればこそだ。 この「核の傘」がなければ、日本は間違いなく中国の核の威嚇に曝されるという。 いかにして核による危機を回避すべきか。今こそしっかりと考えていかなければならない。2019/05/20
Nakamura Wataru
0
なかなか面白い2014/01/28
kanri101
0
確かに自分がどうすべきかはわからない。でも、ぜひ多くの方に読んでもらいたい。2013/01/10
ハゲ
0
言いたい事はよく分かるが、具体的にどうすればいいかが書かれてない。持つとしても実験場は?ウランの輸入先は?まぁ取りあえず世論を訴え、法整備を急げって事なんだろうけど、核…核か~…私も原爆トラウマ症候群なんだよなー。2012/08/21