内容説明
ロボット犬『AIBO』の開発者が、「宗教性」というキーワードを軸に各界の権威と語った、二十一世紀という「心の時代」を生きるためのヒント。
目次
序章 宗教性と人間社会(社会の大変革;エゴが暴走しやすい社会 ほか)
第1章 神道と日本仏教の再評価―重層的な宗教観にひそむ可能性(山折哲雄)(宗教と政治の関係は二十一世紀の課題;二十一世紀を担う宗教とは ほか)
第2章 科学の言葉は自然に対する驚嘆―科学と宗教をつなぐ美的感受性(佐治晴夫)(科学上の発見を支えたのは宗教的な信念;超越的な世界に対する感動が科学を生んだ ほか)
第3章 無意識層の発見と現代社会の倫理―時空間の認識を問う科学のパラダイム(湯浅泰雄)(理性の縛りを解いて人格を育てる;危険な「魂のインフレーション」 ほか)
第4章 二十一世紀におけるトランスパーソナル心理学の役割―宗教色のない形而上論議(吉福伸逸)(トランスパーソナル心理学の誕生;人間の意識の成長・進化について ほか)
著者等紹介
天外伺朗[テンゲシロウ]
本名・土井利忠。1942年兵庫県生まれ。ソニー研究所で先端技術の研究・開発に携わる。フィリップスと組んだコンパクト・ディスク(CD)の共同開発者。またワークステーションNEWS、エンターテイメントロボット『AIBO』の開発責任者をつとめた。その経験をいかして科学技術論、人材開発論にも健筆を振るう。1997年より、理想的な死に方につながる光り輝く日々を追求する人たちのためのネットワーク『マハーサマーディ研究会』を主宰
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