内容説明
ロス・アンゼルスの街に忍び寄る、耐性菌の恐怖。院内感染なのか?それとも…。戦慄のメディカル・サスペンス。
著者等紹介
高見浩[タカミヒロシ]
1941年、東京生まれ。雑誌編集者を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みも
204
図書館の棚で放つ他の本とは一種異なるオーラ…この時勢、この種のタイトルは探すつもりがなくても、目線の隅が捕えてしまう。さらりと目を通し、感染症を扱っているようなので借りる事に。2002年初版・アメリカ作品。原題は「Omega」所謂意訳だが、タイトルだけで手に取る僕の様な読者にはある意味で一助。期待以上の面白さ。全ての抗生物質に耐性を有し、且つ増殖する病原菌が顕れる。L.A.の貧民地区という社会的背景を舞台に、外傷外科医の行動に沿って描かれる。妻の死、娘との断絶、同僚との確執、そして恋愛と発生源の謎…下巻へ2020/07/20
youyou88
10
感想は下巻で!2025/01/24
さといも
3
『図書館本』どこにでもある菌が命を奪う菌になってしまい、抗生剤も効かない…身近でも起きそうなお話です。2015/04/25
taka0808w
2
日常に潜む危険だけに時間だけが粛々と過ぎていく・・・パンデミックスやアウトブレイクは非日常の始まりと考えていただけにショックな内容です。今すぐ起きてもおかしくない・・すでに起きてるかも・・・最後はなんとなく予測はできるが下巻が楽しみです。2015/05/12
イチ
1
★★★☆☆。アメリカL.A.で突如発生した多剤耐性菌の恐怖を描いた作品。身近にある大したことのないはずだった細菌が、次々と恐ろしい殺傷能力を持ち始める……実際に起こったら怖すぎですが、現実に起こりうる可能性があるんですよね、コレ。さて、これから話はどう展開していくのか。下巻に続きます!2014/04/13