内容説明
明るく幸せなイメージの『サザエさん』一家の意外な事実。磯野家の28年間こそ戦後を歩んだわれわれ日本人の縮図だ。
目次
磯野家は東京に来る前、どこでどんな生活をしていたのだろうか?
磯野家にトイレがたくさんあるという噂は本当だろうか?
マスオとサザエの夫婦仲は?性生活はどうなっているのだろうか?
アニメでは優等生のワカメが、あまり頭がよくないのはなぜ?
磯野家の生活水準はどのぐらいだろうか?
磯野家の先祖・源素太皆とはどんな人物だったのだろうか?
磯野家では、子供たちの教育および性教育をどのように考えているのだろうか?
波平とマスオにファッション・センスはあるか?
カツオとワカメはいくらこづかいをもらっているのだろうか?
磯野家の人々は賭け事をするのだろうか?いちばんバクチに強いのは誰?
磯野家でマスオは本当に波平やカツオとうまくやっているのか?
磯野家にはいつ頃、電話がついたのだろうか?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月讀命
50
子供の頃(40年位前)日曜の6時半8チャンネルでサザエさんを見ていた。サザエさんは現在でもフジテレビで放映され高視聴率をマークしている。何年たっても、カツオは小学校5年であって羨ましく、年を重ねてしまった自分に寂しさをも感じる。磯野家は日本の家庭の象徴なのだろう。日本のどの家庭でも磯野家は親戚の様な存在であり家庭環境を熟知している。サザエさんが慌てん坊な事は誰もが知っており、マスオさんといえば妻の親世帯と同居する事の代名詞となっている事も人口に膾炙している。マスオという単語が喩え広辞苑に載っていなくても。
4fdo4
15
まず、「東京サザエさん学会」ってなんだろうか。 ライセンスの問題なのかサザエさんのイラストが一個もない。 流行りましたよね。こういう本。 2019/04/29
Willie the Wildcat
10
(電子書籍)85円に値下げされたまらず購入。(色々な意味で)よく研究されているなぁ~というのが率直な感想。「いそべ」や「空き巣被害の数」など、思わず「そうなんだぁ・・・。」と感じる点が多々あった。一方で、時に理詰めが凄すぎて思わず笑うこともある。特に印象深いのは、「トイレの数」、「タラオ、イクラの出生」や「年齢」に関わる”推理”。さすが”学会”だけあるなぁ、と感心。気楽に楽しむ本ですね。2012/02/25
よみ
9
小学生の頃夢中で読んでいたけど、失くしてしまったので再購入。ちょっと独断が多い気もするけど、サザエさん愛は伝わります。2019/03/04
ジャム
7
ほのぼのとした磯野家にこんな奥深い謎があったなんて、知らなかった。東京に引っ越してくるまでの謎や愛らしいタラちゃんの出生の謎と興味深い内容が次々に出てくる。ここまでよくひも解けるのも、サザエさん学会の人たちがサザエさんのことを愛してるからですね。 ところで、ちびまるこちゃんのことが一言出ていたが、そのうちにちびまるこちゃん学会が設立され、「さくら家の謎」も出されるのだろうか。2012/03/04