内容説明
鳥海山の麓にひっそりと佇む百宅(ももやけ)集落。弘法大師が名づけたという伝説が残る歴史ある集落は、百宅マタギの里であり、本海獅子舞番楽発祥の地でもある。厳しくも美しい自然と、素朴な人びとの暮らしに魅せられた写真家・三浦繁忠が、およそ六十年にわたって撮り続けてきた村の記録。それがある写真展をきっかけに、多くの人たちに感動を与え、話題を呼んだ。鳥海ダムの建設によって、水の底に沈む運命にある百宅集落の雪に閉ざされた冬の暮らしから、収穫の喜びに満ちた秋まで、四季の移ろいとともに、そこに生きる人びとと風景を描き出した写真集。
目次
百宅の冬
百宅の春
百宅の夏
百宅の秋
記憶の中の百宅
著者等紹介
三浦繁忠[ミウラハンチュウ]
昭和10年8月1日生まれ。秋田県立矢島高等学校農業科卒業。東北農家研究所含粋学院10期生卒業。全日本写真連盟ゆり支部支部長。PFJ日本写真家連盟理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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