内容説明
フットサル指導者ミゲル・ロドリゴのポジティブ教育の指南書。おとなが愛情をもって正しくほめれば、子どもの心はぐんぐん成長します!
目次
1 私が見た日本(日本で監督になる幸運;勝つために足りないもの ほか)
2 「ほめる」の扉を開ける(「ほめる」が必要な理由;「ほめる」を形成する3つのプラン ほか)
3 ミゲルパパの子育て(コミュニケーションの時間はどこ?;子育ての土台は親密なコミュニケーション ほか)
4 未来を育てる大人たちへ(一日に1回、質の高いコミュニケーションを;思春期を前にして ほか)
著者等紹介
ロドリゴ,ミゲル[ロドリゴ,ミゲル] [Rodrigo,Miguel]
フットサル指導者。スペイン・ヴァレンシア生まれ。2009年6月フットサル日本代表監督に就任。2012年、2014年にAFCフットサル選手権を連覇。2012年のFIFAフットサルW杯では、日本代表史上初のベスト16進出を遂げた。育成年代の指導にも定評がある。2016年2月、代表監督を退任。FIFAフットサルインストラクター、スペインサッカー協会フットサル指導者資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
摩周
2
NHKの奇跡のレッスンを観てファンになり購入。TVで見た通り、暖かさがあふれ出ていて、ロールモデルになる人物。「日本には決断力が足りない」「ラテン系はもっと喧嘩したり、わがまま」「良い面もあるが、足りない面でもある」とのこと。褒めることについての考えが整理されており、「褒めるメソッド」を5つにまとめている。「事実、3つのプランのバランス、効果、個別性、理解と経験」といったところか。「感情的になること、ポジティブになることを恐れないで」と言うのはいい言葉だな。表現はつまり自分らしさなんだな。指針になります 2021/05/06
こば
1
☆3 どうしてほめるのか。トライ&エラーを怖がらずにできるように習慣づけるため。 よくないほめ方。何かを達成させようとして、まだ起きてもいない出来事に対して可能性をほめるのは悪「あなたなら絶対できる」は本末転倒。ほめることは起こった事のフィードバックでなくてはいけない。 大人は大きなプロジェクトを達成するために我慢ができる。大人になるまでに努力→成功を体験してきているから。子どもは成功体験が少ないのでイメージできない。小さな成功体験の積み重ねが必要。2016/10/16
Mimuchi
1
ミゲルさんの話、参考にすることがいっぱい。2016/07/24
N
0
この人の「奇跡のレッスン」は衝撃だった。本書ではスポーツに限らず子どもと接する上で大切な事が丁寧に語られている。この人に教わりたかったと心から思う。体罰問題が再浮上している今だからこそ読むべき一冊だ。2017/09/09
KATE TAKAHASHI
0
子どもの子育ての中で「ほめる」ことの大切さを伝える本であるが、子どもだけではなく大人の自信をつけるための方法論としても読めるものだった。適切に「ほめる」ためにはむやみに「ほめる」のではなく、「ほめる」対象の人の行動や才能をよく観察してどのような「ほめる」が必要か見極める必要がある。それには相手への理解と経験が必要だが、大事なことはコミュニケーションを取ることであることがわかった。改善点を指摘することも大事だが、何かに挑戦したことに「ほめる」ことも必要で、そのバランスを取ることが大事であることがわかった。2017/08/03