感想・レビュー
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ヴェネツィア
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この巻はフランク・ゲーリー設計のシュナーベル邸である。1990年、ブレントウッド(カリフォルニア州)。施主のシュナーベル氏は、元フィンランド大使などを歴任。夫人は南カリフォルニア大学で建築を学んだ人であるらしい。施主にお金もたんまりとあって、しかも相当に度量が広くないとこの邸はあり得なかっただろう。なにしろ、遊び心が満載の邸なのである。ダリが住んでいると言われても、そうかも知れないと納得しそうになるくらい(さすがにそこまでではないか)。ともかく、この邸は、およそ実用的という言葉からは遠いのだ。無駄が多い⇒2025/08/27