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内容説明
女帝エカテリーナの夫、“虐待された皇帝”ピョートル、エリザベスとの死闘にひた走るスコットランド女王メアリー・ステュアート―そして陰で操った男たち。好評前作に続き、“陰の男たち”に光をあてる画期的なノン・フィクション。
目次
虐待された皇帝―エカテリーナ(1792‐1796)とピョートル(1728‐1762)(陰謀の産物;ロシアへの憎しみ;運命の激変;奔放な女帝 ほか)
消えた三人の男たち―メアリー(1542‐1578)、フランソア(1544‐1560)、ダーンリー卿ヘンリー・ステュアート(1545‐1567)、ボスウェル(1536‐1578)(幼き花嫁;メアリーとフランス;少女メアリーの日常生活;君主同士の結婚式 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
愚鈍な暗君として知られている、エカテリーナ女帝の夫ピョートル三世。この本によると、虐待されて育ったせいで意志が弱く、又通説通りにロシア嫌いにドイツ贔屓だったようだが、決して暗君では無かった。どちらかというと大人しく、傷つきやすい人物だったらしい。従妹であるエカテリーナとも相思相愛だった時期もあるという。しかし、皇帝向きでは無く、権力志向の妻によって粛清されてしまうのは歴史の必然だったのか。そして、メアリー・スチュワートと権謀策術の渦中を生きた三人の夫達。謎が多くて、複雑怪奇な夫婦関係だったらしい。2010/11/23
たつみ
0
正直メアリー・スチュアートは女帝ってほどじゃないと思うんだが。2013/06/22
Mana
0
ロシアのエカチェリーナ女帝の夫ピョートル三世とスコットランドの女王メアリーの夫フランス王フランソア、イギリス貴族ダーンリー卿、スコットランド貴族ボスウェル。ピョートル三世は暗愚な皇帝として知られているけど生来の気質というより育った環境が悪かった。もっとちゃんと育てられていたらそこそこの皇帝になっていたかも。リベラルな側面があったようだけど、そこがロシア人から反感をかったのかも。メアリー・スチュアートの方も充実してた。三人目の夫のボスウェルもフランス時代からメアリーに会ってたのは知らなかった。2012/03/17
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