内容説明
不思議な猫に連れられて辿りついたのは、美しい洋館〈楡屋敷〉だった。あることで声を失い、療養を兼ねて下宿生活を始めた瑛麻。一階の〈書林コマドリ〉でアルバイトをしながら、本好きの下宿仲間と二階で暮らす生活は思いもよらない出来事ばかり。猫と本、そして温かい住人たちとの出会いが、凍えた瑛麻の心を溶かしていく。本に導かれ、新しい居場所で自分の言葉を見つける感動の物語。
著者等紹介
久賀理世[クガリセ]
東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2009年度集英社ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
89
タイトルに惹かれて衝動買い。世界観はとても好きなんだけど、詰め込み過ぎな感じでちょっと読みづらかったかな。温かみのある物語だと思いました。 2026/01/08
よっち
25
あることで声を失い、療養を兼ねて下宿生活を始めた瑛麻が、不思議な猫に連れられて楡屋敷と書林コマドリにたどり着く物語。一階の住居の間取りを活かした本の家〈書林コマドリ〉でアルバイトをしながら、本好きの下宿仲間と二階で暮らす生活。人の悩みに寄り添う名作や再生を促す古典との出会い、猫と本、そして過度に踏み込まず日常を支えてくれる温かい住人たちの存在が凍えた瑛麻の心を少しずつ溶かしていく展開で、過去と向き合い一歩踏み出す勇気を出した瑛麻が、迂回路だと思っていた裏口の本当の意味を悟るその結末はなかなか印象的でした。2025/11/17
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
14
声が出なくなくなってしまった瑛麻は猫に導かれて「書林コマドリ」に。裏口で迷いまいよいについいた楡屋敷は下宿もやっている。住人の幽霊騒ぎにもあいながら楡屋敷の秘密を本っでつなげがるのが彼女の物語のなるのでは・・、2025/12/02
沙耶
12
あったかい温かい物語でした。 この物語に出てくる登場人物がみんな良い人ばっかりで読んでいると安心を感じることができる物語で読んで良かったです😊2025/10/15
れな
8
とある日を境に緘黙となってしまった瑛麻。彼女は「楡屋敷」として親しまれている洋館で療養を兼ねて下宿生活を始める。 そこは書林コマドリという本屋があり、本屋の二階で暮らすことになる。本に導かれ、温かな住人と過ごす中で、純朴で優しい瑛麻は自らの殻を破ろうとしていく。 いつの日か彼女のオオルリのような青い羽を羽ばたかせる日が来ることを願いながら、心温まる気持ちになった。2025/11/01




