出版社内容情報
1899年にアメリカで出版された新渡戸稲造の著作である『武士道』。その名の通り、日本の武士道精神をアメリカほか海外に新渡戸が英語で紹介した本として、今も読み継がれている名著。その内容は、武術よりも武士が持つべき道徳観や価値観を体系化したもので、忠義、礼儀、勇気、誠実、名誉、慈悲といった要素を含んだまさに日本人としてもつべき精神を説いている。偉人たちの人物論にも定評がある遠越段氏が、その『武士道』を超訳し、全17章それぞれに解説を加えた。日本人として大切なことを思い起させてくれる珠玉の一冊。
【目次】
第一章 日本人の道徳
第二章 武士道の源
第三章 義
第四章 勇
第五章 仁
第六章 礼
第七章 誠
第八章 名誉
第九章 忠義
第十章 武士の教育と訓練
第十一章 克己
第十二章 切腹とかたき討ち
第十三章 刀――武士の魂
第十四章 女性の教育と地位
第十五章 武士道の影響大和魂
第十六章 武士道はなお生きているか
第十七章 武士道の将来
内容説明
死を覚悟することで生きる理由がわかる。世界に誇る“日本のこころ”。強靱な精神力、正義を貫く心、他者への思いやり、正直であること。日本人の心構え全17章を解説。約800年続く日本人の根底にある生き方を超訳。
目次
第1章 日本人の道徳
第2章 武士道の源
第3章 義
第4章 勇
第5章 仁
第6章 礼
第7章 誠
第8章 名誉
第9章 忠義
第10章 武士の教育と訓練
第11章 克己
第12章 切腹とかたき討ち
第13章 刀―武士の魂
第14章 女性の教育と地位
第15章 武士道の影響―大和魂
第16章 武士道はなお生きているか
第17章 武士道の将来
著者等紹介
新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862(文久2)年、岩手県盛岡市(現在)生まれ。明治・大正・昭和前期の教育者。札幌農学校(現北海道大学の前身)卒。在学中にキリスト教に入信。米ジョンズ・ホプキンス大学入学後、札幌農学校助教授に任命され日本に帰国。欧米に自費留学後、1894(明治27)年札幌に遠友夜学校を設立。京都帝大、東京帝大の教授を経て1918(大正7)年に東京女子大学長となる。1920(大正9)年、国際連盟事務局次長。「太平洋の架け橋」になることを願い、世界平和を唱えた。1933(昭和8)年、静養先のカナダ・ビクトリアで死去。享年71歳。1984年から発行された五千円札に肖像が描かれる
遠越段[トオゴシダン]
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。偉人たちの人物論にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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