内容説明
夢浮橋巻のあとで、浮舟は、どのように生きるべきか。『湖月抄』の読み方を知ることから、現代にふさわしい、新しい読み方が姿を現してくる。
目次
50 東屋巻を読む(巻名の由来、年立;宇治十帖の人々の俗物性 ほか)
51 浮舟巻を読む(巻名の由来、年立、この巻の内容;匂宮、初めて浮舟と契る ほか)
52 蜻蛉巻を読む(巻名の由来、年立、この巻の内容;浮舟失踪の翌朝 ほか)
53 手習巻を読む(巻名の由来、年立、この巻の内容;横川の僧都の登場 ほか)
54 夢浮橋巻を読む(巻名の由来、年立、この巻の内容;薫一行の松明の火を眺める浮舟 ほか)
著者等紹介
島内景二[シマウチケイジ]
1955年長崎県生。東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在電気通信大学名誉教授。2020年4月から二年間、NHKラジオ第二「古典講読・王朝日記の世界」を担当。2023年4月から再び「古典講読・日記文学をよむ」を担当。2024年4月から「古典講読・名場面でつづる『源氏物語』」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。