無国家解決 - 一ユダヤ人のマニフェスト

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無国家解決 - 一ユダヤ人のマニフェスト

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784867931622
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0010

出版社内容情報

二国家解決は潰えた、一国家解決も望み薄……

パレスチナはどうなっていくのか?

独創的なユダヤ文化研究家が、この膠着状態に新たな視座を与える、画期的マニフェスト。



長年にわたってユダヤ文化を研究してきた著者が、「ユダヤ人とは何か」という問いに関する相互に排他的な二項対立、〈宗教〉と〈国民〉の矛盾点を明らかにし、ユダヤ人のアイデンティティ問題に対する解決策(=ディアスポラ民族)を提唱する。

「ユダヤの民族意識」の新たな理解に向けた、画期的マニフェスト。



「イスラエルとパレスチナをめぐっては、いままさに「国家」そのものが争点となりつつある。だからこそ、幅広い学識に裏打ちされた反シオニストのユダヤ知識人による説得力あるイスラエル批判、とりわけ「無国家解決」という根底的な提起を日本の読者にあらためて紹介することに大きな意義があると私たちは考えた。そのことはまた、近年、シオニズムの言説のみならず一部の欧米諸国の政策にも反映されつつある、イスラエル批判を反ユダヤ主義と同一視する有害な風潮に抗うことにもつながるはずである。」――本書「解説」より



【主な目次】

まえがき

序章 新たなユダヤ人問題

第1章 もっともらしい物語──ディアスポラはいかにして生まれたか

第2章 悪しき信仰──ユダヤ人はなぜ宗教ではないのか

第3章 悪しき血──ユダヤ人はなぜ人種ではないのか

第4章 ジュダイチュード/ネグリチュード

第5章 イスラエルなきシオニズム

第6章 ディアスポラ民族(ネ イション)

第7章 ユダヤランドの子守唄

第8章 私は何を考えていたのか

謝辞

解説

原注/参考文献/索引


【目次】

まえがき



序章 新たなユダヤ人問題

 「何か」とは何を意味するのか

 品質の保証なし──ここにユートピアはない

 未来への帰還[バック・トゥ・ザ・フューチャー]

 コスモポリタリズムに反して──重なり合う忠誠の密度



第1章 もっともらしい物語──ディアスポラはいかにして生まれたか

 現在までのもっともらしい物語

 新たなもっともらしい物語

 ディアスポラかエグザイルか?



第2章 悪しき信仰──ユダヤ人はなぜ宗教ではないのか

 「信教の自由」と割礼という侵犯

 人種ではなく家族



第3章 悪しき血──ユダヤ人はなぜ人種ではないのか

 パフォーマンスとしてのユダヤ性[ジュダイテ]



第4章 ジュダイチュード/ネグリチュード

 ファノンのユダヤ性

 地から根こぎにされた者

 〈ディアスポラ民族[ネイション]〉に向けて



第5章 イスラエルなきシオニズム

 テオドール・ヘルツルの文化/

 ハド・ハアムの政治

 二重の忠誠──レオン・ピンスケルと国家なきシオニズム



第6章 ディアスポラ民族(ネイション)

 ディアスポラ民族

 ブラック・ディアスポラ

 ウンマ

 ユダヤ的表現の形成

 選ばれざる民

 ユダヤ性[ジュダイテ]にとっての生きた水源としてのタルムード



第7章 ユダヤランドの子守唄

 タルムード、イディッシュ語、ディアスポラの民族

 タルムードから民謡へ──May ko mashme-lon

 エリートと民衆

 ユダヤランドのための言語──考えはいくらかあるが、解決策はない

 帰還の儀式──未知の言語(Language beyond)と言語以前



第8章 私は何を考えていたのか

 無国家解決



謝辞



解説

 一 本書刊行の経緯

 二 ダニエル・ボヤーリンの知的遍歴と反シオニズム

 三 ダニエル・ボヤーリンの主要著作とその学際的射程

 四 二国家解決、一国家解決、そして「無国家解決」

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