本屋のパンセ―定有堂書店で考えたこと

個数:

本屋のパンセ―定有堂書店で考えたこと

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月21日 19時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784867930731
  • NDC分類 024.067
  • Cコード C0095

出版社内容情報

定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。

NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎さん推薦!



本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。(…)時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。

市場の古本屋ウララ・宇田智子さん推薦!



名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。



 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。

NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎



 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。

市場の古本屋ウララ・宇田智子



 本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より)

内容説明

名店の店主の人生の本二〇〇点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。

目次

第一章 音信不通 本のビオトープ(定有堂のウォールデン池;オースターの『幽霊たち』 ほか)
第二章 「普通」の本屋(石橋毅史さんに学ぶ;シンクロニシティ ほか)
第三章 「焚き火」の読書会(本屋と「読む会」;焚き火について ほか)
第四章 「本屋の青空」を見上げて(何度でもやり直す;読書について ほか)
第五章 終わりから始まる(本屋と書店;岩田直樹『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』と「他者論」 ほか)

著者等紹介

奈良敏行[ナラトシユキ]
1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業

三砂慶明[ミサゴヨシアキ]
1982年生まれ。「読書室」主宰。本の執筆、企画、編集、書評を手掛ける。立ち上げから参加した梅田 蔦屋書店を経て、TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y2K☮

31
荻窪のTitleで購入。定有堂書店を知り、惹かれたのはいつだったか。2023年の閉店後かもしれない。この後追い性、受け身の踏み込みが本屋及び本を読む行為の本質か。読んでわかって終わるだけが読書ではない。無目的であればこそ思索(=パンセ)のきっかけをもらえるし、目的は後からついてくる。人生の意味も同じではないか。誰しも若い頃に思い悩むが、自分なりの答えは生きる過程で少しずつ見つかる。大事なことはいつだって結果的にそうだと気づく。遅くない。それが最適解なのだ。無目的な読書。その衝動に応えられる空間を作りたい。2025/06/04

阿部義彦

20
人文書でお友達を合言葉に店主の奈良敏行さんが発行したミニコミ誌『音信不通』からが中心です。定有堂の品揃えの窓口となる本。ちくま文庫、高村友也「スモールハウス」は私も大好きな本です。又長年にわたり「読む会」を開き、勉強会みたいに結論を求めない『集い』を実践されてました。「読書のビオトープ」「定有堂のレイヤー」等 刺激的な言葉の数々。私が好きなのは『遅れて売る』です、ユリイカ、河出夢ムック、とんぼの本、等のバックナンバーを丹念に仕入れて売るなんて最高です。作品社からの前著「町の本屋の物語」と合わせてどうぞ。2025/03/08

みんな本や雑誌が大好き!?

2
1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。43年間営業をして閉店。地方のユニークな新刊書店として知られていたようです。「世界」の定期購読者が多かったそうです(これまたユニーク?)。読者層は70代~80代だったそうです。「ある日ふと姿を見なくなること」があって「悲しい」思いをされたそうです。そんな「インテリ」読者が多いところで、書店で難しい本などをテーマに読書会なども開催。文学書や文学理論書などが多いようで、そのあたりは私の関心の外です。でも、へぇ、そんな本があるのか、読んでみようかというのも何冊かありました。2025/04/07

i-CHIHIRO

0
お気に入りレベル★★★★☆2025/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22459442
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品