内容説明
クジラの ハンフリーは ひろい うみの そこで さがしものを しています。いろいろな モノを たくさん たくさん あつめているけれど、もっと！もっと！と ほしがります。ハンフリーは なにを さがしているのでしょう。ほんとうに ほしいもの は みつけられるでしょうか。
著者等紹介
ブライト，レイチェル［ブライト，レイチェル］ ［Ｂｒｉｇｈｔ，Ｒａｃｈｅｌ］
数々の賞を受賞し、４３カ国語に翻訳されたミリオンセラーをもつ絵本作家
フィールド，ジム［フィールド，ジム］ ［Ｆｉｅｌｄ，Ｊｉｍ］
イラストレーター、キャラクターデザイナー、アニメーションディレクター。ロアルド・ダール賞、英イブニング・スタンダード・オスカー賞など多数受賞。妻と娘、そして小さくて不機嫌な猫とともにパリ近郊に住んでいる
宮沢氷魚［ミヤザワヒオ］
１９９４年４月２４日生まれ、アメリカ出身。２０１７年ドラマ『コウノドリ』第２シリーズで俳優デビュー。以後、ドラマ・映画・舞台において次々と話題作に出演。２０２３年映画『エゴイスト』では、第１６回アジア・フィルム・アワード助演男優賞受賞など、数々の賞を受賞。本書が初の翻訳絵本となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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starbro
145
世界累計350万部超、43言語に翻訳されているベストセラー絵本シリーズということで読みました。ほしがりやのクジラ同様、人類の支配欲には際限がありません。世界の超大国の指導者達に読ませたい絵本です（笑） https://www.twovirgins.jp/book/%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A9/2025/03/30
PAO
12
「もうハンフリーはモノをあつめなくてもこころがしあわせでいっぱいになった」…個人的クジラ絵本第二弾。シックな色彩の『クジラがしんだら』のとは対照的にカラフルでディズニー風なポップな筆致でどちらかというと『クジラがしんだら』の方が好みですがやさしい母子クジラの絵がよかったです。廃棄された網に絡まれるように輝きを失ってしまったコレクションを抱えて泳ぐハンフリーの姿はあわれですが最後に「だってハンフリーはきづいたから…もっとたいせつなことがあるってことに」とカニのクリスタルを背中にのせた後ろ姿に心が和みました。2025/10/29
遠い日
5
シリーズ４。クジラのハンフリーの求めたもの。止まるところを知らない物欲、所有欲。そんなものに振り回されて、他人の平穏な暮らしまで奪おうとしていたなんて。勇気あるカニのクリスタルの声がけで、ようやく気付いた自分の本心。ただ幸せになりたかっただけなのに、それは歪んだ方向へと向かってしまっていた。幸せとはどういう状態をいうのだろう？静かな内省がハンフリーを変えた。彼が変われば、周りも変わる。幸せとはモノではなく、心の状態をいうのです。訳者は宮沢氷魚さん。2025/10/03
Te Quitor
4
平和な絵本はいい絵本。2025/04/23
たくさん
3
海の世界は広く無限のようで、どんどんほしいものが見つかって世界が広がるとともに自分のやっていることのむなしさみたいなものも感じやすいと自分のことのように思う。私も物を集めるのが好きで集めることで満たそうとする。それは誰かにあげたいのだろうな認めてほしいのだろうないいものと誰かにわかってほしいのだろうな。クジラの表情海の深い世界のめりこみから解放された表情。見どころの多い本です。2025/05/01
