出版社内容情報
〈テクスチュアル・ハラスメント〉という視点を提示し、女性の文章に対してなされてきた抑圧と誹謗中傷をフェミニズム的視点からとらえ返す。作品を貶める手口を図式化したジョアナ・ラス「女性の書き物を抑圧する方法」全訳、小谷真理書下し論考「この批評(ルビ:テクスト)に女性はいますか」に、第四波フェミニズムを踏まえた「三○年目のテクスチュアル・ハラスメント」他を加えた増補新版。本書を読まずに、女性の手になるテクストへの批評はもはやありえない。
【目次】
イントロダクション 小谷真理
女性の書き物を抑圧する方法 ジョアナ・ラス 小谷真理訳
1. 無言の重圧
2. 自己欺瞞
3. 行為主体性の否定
4. 行為主体への冒?
5. 二重基準の罠
6. 間違った分類法による囲い込み
7. 「一発屋」神話の真相
8. 全集からの締め出し
9. 先輩作家不在の危機
10. 女たちの反応
11. 「価値基準」にまつわる懐疑的論争
エピローグ
この批評に女性はいますか 小谷真理
一五年目のテクスチュアル・ハラスメント 小谷真理
初版あとがき
変革のときを迎えるために──三○年目のテクスチュアル・ハラスメント 増補版のあとがきにかえて 小谷真理
原註
内容説明
テクスチュアル・ハラスメント=テクハラ。〈テクスチュアル・ハラスメント〉という視点を提示し、女性の文章に対してなされてきた抑圧と誹謗中傷をフェミニズム的視点からとらえ返す。作品を貶める手口を図式化したジョアナ・ラス「女性の書き物を抑圧する方法」全訳、小谷真理書下し論考「この批評に女性はいますか」に、第四波フェミニズムを踏まえた「三十年目のテクスチュアル・ハラスメント」他を加えた増補新版。本書を読まずに、女性の手になるテクストへの批評はもはやありえない。
目次
イントロダクション―ジョアナ・ラスと『女性の書き物を抑圧する方法』をめぐって(小谷真理)
女性の書き物を抑圧する方法(ジョアナ・ラス)(無言の重圧;自己欺瞞;行為主体性の否定;行為主体への冒瀆;二重基準の罠;間違った分類法による囲い込み;「一発屋」神話の真相;全集からの締め出し;先輩作家不在の危機;女たちの反応;「価値基準」にまつわる懐疑的論争)
この批評に女性はいますか―男の批評を批評する(小谷真理)
十五年目のテクスチュアル・ハラスメント(小谷真理)
変革のときを迎えるために―三十年目のテクスチュアル・ハラスメント 増補新版のあとがきにかえて(小谷真理)
著者等紹介
小谷真理[コタニマリ]
1958年富山県生まれ。SF&ファンタジー評論家。1994年に『女性状無意識』(勁草書房)で第15回日本SF大賞受賞。「ジェンダーSF研究会」発起人、元日本ペンクラブ女性作家委員会委員長。訳書に、ダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(共訳、トレヴィル→水声社。BABEL国際翻訳大賞・日本翻訳大賞思想部門受賞)などがある
ラス,ジョアナ[ラス,ジョアナ] [Russ,Joanna]
1937年ニューヨーク生まれ、2011年アリゾナ州ツーソンで死去。SF作家。コーネル大学、コロラド大学ボルダー校の教員を経て、1977年からワシントン大学に移り、1984年より教授、1991年退任。1972年SF短篇「変革のとき」(When It Changed)でネビュラ賞受賞。60年代より過激なフェミニズム論客として知られ、女性ユートピア小説として不朽の名作となった長篇SF『フィーメール・マン』(The Female Man)など、SFをバックグラウンにさまざまな作家・評論家活動を展開し、1988年にはSF研究協会よりすぐれたSF批評家に与えられるピルグリム賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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