内容説明
材料、道具、レシピ、文化や歴史、マナーも…英国菓子にまつわる100項目を取り上げた1冊。パティシエによる確かな知識・技術とモダンブリティッシュなセンスが詰まっています。
目次
1章 お菓子の材料・素材・道具
2章 スコーンとジャム
3章 英国のケーキ
4章 ビスケットとティータイム
5章 季節の果物のお菓子
6章 アフタヌーンティー
7章 社交とお菓子
8章 1日のお菓子
9章 季節のイベントとお菓子
著者等紹介
牟田彩乃[ムタアヤノ]
1976年東京・文京区生まれ。英国菓子・フランス菓子研究家、PRIMROSE代表。老舗洋菓子店「ストレル」3代目。東京都菓子学園にて菓子パン技能士補取得。1997年より5年間、全日空空輸株式会社にて国際線CAとして勤務。退職後、パリ エコール・ド・リッツ・エスコフィエにてペイストリー・グランディプロム修了、ル・コルドン・ブルー日本校にて菓子基礎コースディプロム修了。結婚後、夫の駐在に伴いアラブ首長国連邦と英国で暮らす。二児の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
19
飾り気のない素朴なお菓子も、華やかで美しいお菓子も、どれもこれも美味しそうです。写真を眺めているだけでも大満足。ボイルドオレンジケーキはこの本で初めて知りました。半端ではない砂糖とバターの量には怯みますが、本場の英国菓子を見にイギリスに行きたいなぁ(*´Д`*)ポテトスコーンやクランペット、美味しそう!2021/10/06
山猫
18
ようやくショートブレッドとクッキーの違いがわかった。でも、クレームアングレーズはカスタードクリーム=クレームパティシエールとは違うよ。クッキーとビスケットもね。英国人はルバーブ好きだが、私は苦手。フールの語源はトライフルのはず。ギモーヴは仏英では別物。クランペット、糖蜜、庶民の意味するところは?ベイクウェルがベイクウエルと書かれている理由はあるのか?バッテンバーグケーキは「マウントバッテン」つまり現王室由来とわかりやすく書けばいいのに。いろいろつっこみどころはあるが、この人があの番組ファンなのはわかった。2021/02/23
くさてる
18
題名通り、英国菓子にまつわる100の事柄を解説したもの。写真も豊富で美しく、コラム風の文章も上品で趣深く、楽しく読みました。イギリス文学を読んでいるときに頻出する用語の正体が知れたり、イメージで読んでいたところが具体的になった感があります。レシピもあり。2021/01/30
宇宙猫
16
★★★ 英国のお菓子って田舎っぽくて懐かしいというか大ざっぱな味のイメージだけど、そのままのレシピ本。まあ、そこが好きなところなんだけど、作ってまでとはあまり思わないかも。でも、読み物としておもしろかった。2021/10/12
Sakura
12
読友さんのレビューを読んで、図書館で借りてきました。レシピより解説がよいと聞いていたので、そちらを目当てに。確かにひとつひとつのケーキの由来やどんな時にどうやって食べるかなど書いてあり、読んでいて楽しかったです。子供の頃にイギリスに住んでいたこともあるのですが、よく知っているものもあり、聞いたこともないようなお菓子もあり。イートンメスは全然知らなかったなあ。英国菓子の教室に通ってみたくなってググってしまいました。果たして本当に行くや否や?!(笑)2023/11/30