出版社内容情報
トーキー前夜、最後の語り手。
昭和六年の新宿で、活弁見習いの青年・若水晩花は映画館と街角を彷徨う。
検閲、迫る発声映画。失われゆく熱を、仲間たちの人生とともに描く。
【目次】
Ⅰ 若水晩花、映画説明者になる
神田三崎町の下宿
『映画説明者番附』と『映画説明講習録』
母の手紙・岩堀美水の手紙
Ⅱ 映画に生きる人々
興行師・根岸寛一の隠棲
活動写真の〈交雑〉
雨宮白流、房総へ行く
Ⅲ シネマ・ユリシーズ
新宿の街を歩いて、京都を想う
『ボウ・ジェスト』の原作―新宿武蔵野館で
Ⅳ 舞台に降りてくる白い布
座談会「連鎖劇をめぐって」
「連鎖劇」その後―座談会のあとで
Ⅴ 聖橋の映画談議
字幕とトーキー
吉山旭光と森岩雄
Ⅵ 晩花、説明台本を書く
あとがき
参考資料



