内容説明
引退から半世紀以上を経て、一人の女優が奇跡を起こしている。昭和の名作を上映する映画館では彼女の出演作品の特集が繰り返し組まれ、その人気は当時のファンのみならず、当時を知らない若者にまで裾野を広げている。本書は出演全映画作品を紹介し、彼女の魅力に迫るとともに、貴重な写真を多数収録した、ファン必見の一冊である。
目次
第1部 芦川いづみ論(透明なヒューマニズム―芦川いづみ論)
第2部 芦川いづみ全映画作品(日活女優・芦川いづみ;松竹映画の芦川いづみ;巨匠の夢;最多監督・西河克己;あの手この手・中平康;はかなき生・病者の映像;戦争映画のかげに;「ミュージカル」の中で;妹あるいはフィルムノワール;1950年代の芦川いづみ(五〇年代芦川いづみ出演作・補遺) ほか)
第3部 芦川いづみフィルモグラフィ
著者等紹介
倉田剛[クラタタケシ]
映画評論家。1950年、三重県生まれ。大阪の府立高校で国語を担当、2011年定年退職。第七藝術劇場企画アドバイザー、関西=ヤマガタネットワーク代表、市川準研究会代表。2021年より三重でジェンダーの視点からダイバーシティを映画で考える上映会や食の安全を考える上映会を企画。その他市民向けの映画講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyrn
29
私はこの女優を知らない。が、再ブームなのだという。読売新聞の書評欄で東大教授が絶賛していたので読んでみたw。▼著者は書評以上に大絶賛しているので、ホントに?と疑いつつ読み進んだが、そのうちだんだん感化されて興味がわき、本書の中核をなす全出演作品108本の(思い入れあふれる)紹介では、なんと『青い山脈』63で進歩的な先生役を、また『若草物語』64では長女役で出ていたと知り、それではいつか見たはずだが(子どもながらw)吉永小百合や浅丘ルリ子に目を奪われていたかw。相手役も石原裕次郎を筆頭に小林旭や二谷英明、⇒2024/01/22
ごへいもち
10
パラパラと眺めた2024/02/22
takao
2
ふむ2024/08/10