コミュニケーションの未来を創る<br> 日本の識字率はほんとうに高いのか?―「当たり前」を問い直すために

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コミュニケーションの未来を創る
日本の識字率はほんとうに高いのか?―「当たり前」を問い直すために

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  • サイズ A5判/ページ数 96p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784867661024
  • NDC分類 810
  • Cコード C0080

内容説明

「日本人の識字率は世界でもトップレベル」。長年そう信じられてきたこのイメージの起点は、1948年、戦後間もない時期に行われた日本で唯一の全国的な識字調査にあります。しかし、それからおよそ80年がたった現在に至るまで、日本では同規模の識字調査は一度も実施されていません。高度経済成長、IT化、そして社会の多様化を経た現代において、本当にすべての人が「問題なく読み書きができている」と言えるでしょうか。

目次

第1部 「日本人の識字率は高い」は共同幻想?―約80年ぶりの識字調査への挑戦と課題(自分の識字率を測ってみたい―夜間中学生徒の要望;日本では全国識字調査は一度しか行われていない;1948年の識字調査で出された問題とその方法;世界の識字調査に目を向けてみると;新しい識字調査の問題をどう作るのか;多様な日本語使用者がいる現在の日本;どのように調査を実施するのか;調査後のサポート方法;みんなに調査を受けてもらうために;識字調査を行う意義―現在の日本で「リテラシー」をどう考えるのか;質疑応答)
第2部 これまでとこれからの日本の識字を考えるために(1948年の識字調査の結果はどう分析されたのか;日本人の読み書き能力にAIは興味・関心をもつか;脳の損傷は読み書きにどのような影響をあたえるのか)

著者等紹介

野山広[ノヤマヒロシ]
国立国語研究所研究系・准教授。研究分野は社会言語学、日本語教育学、基礎教育保障学等

朝日祥之[アサヒヨシユキ]
国立国語研究所研究系・教授。研究分野は社会言語学、言語接触

横山詔一[ヨコヤマショウイチ]
国立国語研究所研究系・名誉教授。研究分野は社会言語心理学

竹本直也[タケモトナオヤ]
国立民族学博物館人類基礎理論研究部、東京湾岸リハビリテーション病院・研究員。研究分野は失語症学、リハビリテーション医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Jampoo

19
「日本の識字率は98%」とは広く信じられているが、実は 1948年にたった一度行われたきりの調査で「非識字率」が2%だった事に基づいていた。 当時使われた問題文や得点の分布、識字率とは何か、どのように調査すべきなのか、等知ってるつもりでいた事を改めて考えさせられる。 読み書きというのは意外と複合的な技能で、聾者や外国ルーツや脳損傷など、マイノリティーにとっては様々なハードルがあるんですね。2026/09/27

海星梨

3
常々から気になっているテーマだから借りてきたけど、薄いし知りたい仔細はなかった。挑むって書いてあるけど、まだ準備段階ですって話だし、大々的にやってから分析結果を知りたい。2部のAIに聞いてみましたって出力したやつをそのまま載せるだけなのはどうなのと思う。そりゃそういうでしょというかAIの根本をあまり理解してない表面的で、ない方が良かった。AIの実際の活用から、メリットと問題点、これからの社会のあり方を分析するテキストにすべき。2026/06/02

Go Extreme

3
常識:日本=識字率100%=誰もが容易に読字可能 ⇔現実:機能的非識字+見えない読字困難が確実に存在 背景:外国籍+学習障害+加齢-適切な社会的サポート 問題:過度な文字偏重社会→情報弱者の発生=深刻な孤立 提言:文字神話の解体+「当たり前」への多角的な問い直し 未来:文字依存の脱却+新たな伝達法の構築=真の共生社会2026/04/27

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