内容説明
自然主義の問題をより鮮明にするための書。
目次
序 自然主義、その法外な可能性
第一部 自然主義の物質的構造(田山花袋における空気と表象;島崎藤村における大地と歴史;徳田秋声における火と散文;泉鏡花における制度と自然;独歩・泡鳴・白鳥:自然主義の作家たち;小論 四人の作家を讃えて)
第二部 自然主義の批判的系譜(森〓外の批判的自然主義―記号と国家;補論 〓外の翻訳小説―死者の復活;夏目漱石の拡散的自然主義―非人情とテクスト;志賀直哉の倫理的自然主義―偶然と歴史;谷崎潤一郎の倒錯的自然主義―崇高と歴史)
結語 自然主義と言語
著者等紹介
葛綿正一[クズワタマサカズ]
1961年新潟県生まれ。現在、沖縄国際大学総合文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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