感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
39
本書は木彫り熊について研究している田村さんが木彫り熊の歴史などについてまとめた本になる。本書のことは発売当時から認識していた。この時期に読もうと思ったきっかけは現実の熊被害。昨今熊と聞くと怖いや人を襲うなどネガティブなものが多く聞く。実際最近でも熊は出没している。そんなときに熊だけど明るく話題になりそうなものを読みたいと思っていて本書のことを思い出して読んだ次第😊めっちゃ木彫り熊のことが知れる!こんな分け方や思い出があったのかと1人でワクワクしていた😆2025/08/28
Toshi
33
昭和の時代、どこの家にもあった北海道みやげの木彫熊。アイヌの伝統的木彫りだと思っていたら、先日日経に、1920年代に尾張徳川家の元お殿様が、自ら管轄する北海道の農場で農閑期の手仕事普及策のひとつとして、スイスから持ち帰った木彫熊をモデルに作らせたのが始まりと。本書はその木彫熊の誕生から、最盛期には海外にまで発注して作らせたと言う盛衰記を、関係者への聞き取りも含めて描く。最近では腕の立つ職人の作品がアートとして認められるようになったらしい。2026/02/24
アナクマ
30
楽しみにしすぎて逆に手につかないってことはありませんか。楽しみを後にとっておきたい積読の心理というか。本書がそうでした。◉北海道のこの熊、どれくらいお馴染みでしょうか。木彫り熊について多面的に調べて記録・考察した本。今回は一文引用して終いに。「物語性がこれからだんだん薄れていく。寂しいことだけどさ、何かの形で動物に対する不思議さっていうのを、ある程度文学的な人間の知恵や力で形に残していった方が、のちの子どもたちが寂しくねえと思うよ」その依代としての木彫り熊。やはり関係者たちの肉声の部分がいいね。2025/08/24
チェアー
6
木彫り熊をいっときのブームで済ませてはいけないと思う。和人とアイヌの歴史をさかのぼることにもつながるし、これほど親しんだ「もの」についての人々の記憶や歴史につながるものだから。どの家にも必ずあった木彫り熊が日々を照らし出す。2024/11/12
KOSUKE_books
4
北海道旅行でヒグマに感動し、もっと熊について知りたい!と思った矢先に出会った本。 土産品として有名な木彫り熊の歴史、土産店へのインタビュー、博物館資料としての木彫り熊など、木彫り熊でこんなに多面的に書けるのかと驚いた。 読んでみて木彫り熊がなかなか微妙な立場にいて、これからどう語り継いでいくかの岐路に立っていることが分かった。あと木彫り熊が猛烈に欲しくなった。2025/08/12




