著者等紹介
二宮尊徳[ニノミヤソントク]
江戸期の農政家。通称金次郎。1787年(天明7)相模国足柄上郡栢山村に生まれる。少年期に父母を失い、苦難のなか「論語」「大学」「中庸」を学ぶ。刻苦精励のすえ実家を再興し、さらに小田原藩士服部家の再建や藩領下野桜町の復興に成功する。これらの経験をもとに独自の農村改良策(報徳仕法)を確立し、小田原、烏山、下館、相馬藩など各地の貧村を立て直す。1834年『三才報徳金毛録』を著し、天地人の三才をつらぬく報徳の原理を示す。晩年、周到な準備のもとに日光神領の仕法にとりくむも、56年(安政3)業半ばに没す。享年七十(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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