出版社内容情報
カルロが亡き姉の忘れ形見を引き取ると言い出して、1年。
カサンドラは姪を連れ、あてどなく街から街へと移り住んでいた。
あの日、妊娠を伝えた姉に、中絶費用を送りつけてきたカルロ。
無言の侮辱に耐え、姉は出産したが、そのときの非情な仕打ちを
思い返すだけで腸が煮え返る。そんな男に姪を渡す気はない。
海から少し離れたところに宿をとっていたカサンドラは、
浜辺から戻ってくるなり、フェラーリに気づいてふと足をとめた。
車から、一分の隙もない身のこなしの男性が降りてきたからだ。
それは、冷酷な人でなし――大富豪カルロ・バレンティだった。
内容説明
カルロが亡き姉の忘れ形見を引き取ると言い出して、1年。カサンドラは姪を連れ、あてどなく街から街へと移り住んでいた。あの日、妊娠を伝えた姉に、中絶費用を送りつけてきたカルロ。無言の侮辱に耐え、姉は出産したが、そのときの非情な仕打ちを思い返すだけで腸が煮え返る。そんな男に姪を渡す気はない。海から少し離れたところに宿をとっていたカサンドラは、浜辺から戻ってくるなり、フェラーリに気づいてふと足をとめた。車から、一分の隙もない身のこなしの男性が降りてきたからだ。それは、冷酷な人でなし―大富豪カルロ・バレンティだった。
著者等紹介
リード,ミシェル[リード,ミシェル] [Reid,Michelle]
1997年に『追憶の重さ』で日本デビューを果たした。その後も40作以上の作品を発表し、情熱的な作風で読者の絶大な支持を集めている。執筆の原動力となっているのは、緻密な人間観察、それにロマンス小説への飽くなき愛情だという。英国マンチェスター在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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