感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピンガペンギン
20
家にある河出書房ムック「追悼特集・須賀敦子」に山崎佳代子さんによる追悼詩が載っており、それがきっかけで詩集を久しぶりに買った。作詩された場所は作者現住所のセルビア共和国のベオグラード、イタリア、沖縄、おそらく静岡など。96歳のお母さんが戦時中に体験した極めて辛い記憶をよんだ詩「蛍となって」など平和を願う心が静かに伝わってくる詩が多かった。「弱い枝」という詩は、もう若くはない自分が「樹木になっていく」という内容で、印象的だった。表紙はカタリーナ・ザリッチ「風の子守唄」天使が赤ちゃんを抱いている。2024/07/20
n_kurita
0
『海にいったらいい』とはまた違い、胸が掻きむしられるような歌だ。戦争なんて、遠い国のことのようだった時もある。だけど今は。あまりにも身近なものに感じられる。2025/05/22