内容説明
ネットに潜む罠、巧妙化する詐欺…。犯罪に巻きこまれないための必読書。
目次
第1章 幸せと不幸の狭間に生きた少年時代
第2章 詐欺師になるのは簡単だった
第3章 刑務所生活
第4章 闇バイトの実態
第5章 特殊詐欺
総括 あとがきにかえて
著者等紹介
フナイム[フナイム]
1980年8月30日、福岡生まれ。幼少期は親の都合で転校を強いられる。義父との軋轢により高校を中退し家出。アルバイトを続けながら幼少からの夢であった芸能界を目指す。ある切っ掛けで闇バイトや詐欺に身を落とすも、一旦足を洗う。結婚を機に再び詐欺の世界へ。特殊詐欺主犯格として詐欺グループを統率する。逮捕後、5年4か月の刑期を終え、出所後は「犯罪撲滅活動家フナイム」として各種メディアへ、顔出しでの啓蒙活動を行う「フナイムTV」「X」などのSNSを中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
athnete10
0
この手の話を聞くようになって、未成年時代の環境の大切さを痛感する。そして、人よりも早く生きるために金を稼ぐ必要性に迫られることは、よりこういった選択肢を身近にするだろう。2025/01/23
ぴーたん
0
フナイムさんは、刑務所で呼ばれていた番号を文字にしたもの。闇バイトに関わるまでの人生は機能不全家族によって作られたといっても過言ではない。機能不全家族がなくなればこういう不幸な人は減るのではないか。学校で生徒見ていても本当にそう思う。高齢者へ、詐欺にかからないためのアドバイス(固定電話を解約するなど)もあるし、闇バイトをしやすい人の社会的背景などが巻末に載っていて参考になった。刑務所での暮らしはどの体験記を読んでも似てるよね…反省しない、いじめがある、更生を誓ってもまた同じことをする、など。2024/11/09