若き科学者への手紙―情熱こそ成功の鍵

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若き科学者への手紙―情熱こそ成功の鍵

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422400242
  • NDC分類 460.7
  • Cコード C0040

出版社内容情報

ピューリッツァー賞、TED賞を受賞した生物学の大家が説く、科学の世界で成功するための鍵となる、20通の魂のメッセージ。

二度のピューリッツァー賞を受賞し、世界屈指の生物学者として知られる著者が、60年におよぶハーバード大学での教職生活から得た「科学の世界で成功するために知っておくべきこと」を記した20通の熱いメッセージ。生物学を志すに至った自伝的エピソードから研究分野の選び方や指導者との出会い、科学の不思議を愛することの大切さを懇切丁寧に説く。数学能力やIQの高さではない、幼い頃からの情熱こそが科学者への道を開く。

プロローグ きみは正しい選択をした
一通目 まずは情熱、それから勉強
二通目 数学
三通名 進むべき道
四通目 科学とは何か?
五通目 独創的なプロセス
六通目 科学者に求められるもの
七通目 成功するために
八通目 私は変わっていない
九通目 科学的思考の原型
十通目 宇宙の探検者としての科学者
十一通目 よき先輩を得て、科学者として一歩踏み出す
十二通目 生物学における聖杯
十三通目 大胆さ
十四通目 自分のテーマを知りつくす
十五通目 普遍的知識としての科学
十六通目 地球上で新世界を探す
十七通目 理論の構築
十八通目 大規模な生物理論
十九通目 現実世界における理論
二十通目 科学の倫理

内容説明

昆虫学の大家、「社会生物学」の提唱者として知られ「生物多様性」の概念を世界に広めた生物学界の巨人が自らの半生やハーバード大学での教鞭生活を振り返りながら科学の世界で生き抜いていくための要諦を説いた二十通の熱い魂のメッセージ。

目次

1 進むべき道(まずは情熱、それから勉強;数学;進むべき道)
2 創造的プロセス(科学とは何か?;独創的なプロセス;科学者に求められるもの;成功するために;私は変わっていない;科学的思考の原型;宇宙の探検者としての科学者)
3 科学者としての人生(指導者との出会い、学究生活の始まり;野外生物学の聖杯;大胆さのすすめ;自分のテーマを完全に知る)
4 理論と全体像(普遍的知識としての科学;地球上で新たな世界を探す;理論を組み立てる;規模の大きな生物理論;現実世界における理論)
5 真実と倫理(科学の倫理)

著者等紹介

ウィルソン,エドワード・O.[ウィルソン,エドワードO.] [Wilson,Edward O.]
世界屈指の生物学者のひとり。科学の2分野「島嶼生物地理学」「社会生物学」および3つの概念「バイオフィリア(生物に対する愛情の意)」「生物多様性」「コンシリエンス(自然科学と人文科学の統合の意)」を創り上げ、地球上の生物多様性の研究において大きな貢献をしている。2度のピューリッツァー賞をはじめ、アメリカ国家科学賞、クラフォード賞(生態学分野。スウェーデン王立科学アカデミーが授与する賞でノーベル賞に相当)、日本の国際生物学賞、イタリアのノニーノ賞など、受賞歴は100を超える。ハーバード大学名誉教授

北川玲[キタガワレイ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

60
BonVoyageさんのオススメ本。科学者としてのいろんな事に対する自分への心得・情熱が書かれている。科学者としての作者がハーバード大学の終身教授になってから微積分に取り組んだ話(プライドを胸の奥に閉じ込めて)や、大学生の頃七歳上の大学院生のアリの第一人者と文通していて彼が仲間として扱ってくれたなどの人間味あふれる話が聞ける。2019/02/09

Humbaba

5
昔と比べれば多くのことが解明されたが、それによってわからないことも増えてきている。研究の途上で策定した仮説は、必ずしも正解であるとは限らない。それを証明するために努力すればするほど、間違っていた時のダメージは大きくなる。その時に立ち直るためにも、情熱を持って取り組めることを見つけることが大切になる。2016/03/09

Bon Voyage

3
科学者の中でも特にナチュラリスト、フィールドワーカーへ捧げる一冊。 飽くなき探究心、自然の面白さ。 何より情熱が大切だと教えてもらえる。 科学者志望は読むべし。2018/03/20

ひめの

2
著名なアリ研究者であるウィルソンによる、科学者を志す若い読者へ向けたエッセイ。自身の経験を語りつつ、科学者になるにあたって重要な部分を紹介していく。情熱をもって一生懸命努力することがとても大切。ウィルソンの談を見ると説得力があり、彼が生態学や分類学におけるとめどない熱意、さらに研究を力強く推し進める努力が良く分かる。科学への道を励ます力も強く、「世界はきみを必要としている」という部分は依然明らかにはなっていない部分が示されるととより説得力がまし、未踏の領域の広さにワクワクさせられた。刺激をもらえた一冊。2024/05/13

takao

2
研究者の少ない領域を選ぶのが賢明だ。 科学者としては、IQは中程度がよい。2017/04/19

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