出版社内容情報
部活大好き先生が作り出す「ブラック部活」と対峙することを決意した菜花。生徒の抱く本当の望みを叶えるため、部活ボイコットを決行!?
さらに、保護者を蝕むPTAの現実への直面、ブラックボックス化する内申点が呼び起こす学級崩壊…現代の学校が抱える闇が菜花に襲いかかる!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
5
第三巻、ブラック部活動問題、PTA改革問題、そして内申点(内申書)の話である。それぞれこうなれば良いな、という方向で話を作って行っているが、その裏には、多くのうまくいかない例や中途半端な例があることを忘れてはならない。内申書について触れておくと、本書による説明によると、内申書に記載されるデータは、「主に定期テストでの点数を参考にしながら評価をつけられ、最終的に、調査書に記載されたものを、主任・教頭・校長が確認する。」とされており、教師の個人的な感情が入ることはほとんどない。入るとしたならば…四巻に続く。2025/07/04