出版社内容情報
フィレンツェ目前まで辿り着いたアルテたち。師との距離は確実に縮まっているはずだが、荒れた戦地が近づくにつれ、募っていく不安…。
そして、明かされる徒弟時代のレオの過去。無関心な師・エッツィオとの関係は、工房でのとある一件から変わり始める。そんな中、工房の厄介な依頼人としてウベルティーノとの出会いを果たす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
17
またしても再会は先送りで、レオさんの徒弟時代が丁寧に描かれます。描くこと以外空っぽなレオ、同じく空っぽだった師。2人は自分に似た何かを見出だして互いに変わっていく。アルテを受け入れてくれたのは、この経験があったからなのだなぁと思わされるエピソード。…しかし、フィレンツェ包囲戦で話が止まったまま本編がちっとも動かない~😓2024/04/21
ブラフ
10
引き続きフィレンツェを目指すアルテ、、、はほんの少しで、基本はレオの過去話。長いなー。これ終わったら、アルテも終いかなぁ。2024/05/18
毎日が日曜日
9
★★★+2024/04/21
さっちゃん
8
『アルテ』第19巻、アルテたちはフィレンツェの手前、今回もまたレオの過去の回想編。レオの絵に対する姿勢は、アルテのそれとは違うようだ。「生」への執着があるのみである。そのような中で、ボッカッチョの『デカメロン』の運命が迫っていた。工房の犠牲者第一号は、エッツィオの妻。フィレンツェに黒い悪魔が吹き荒れるのか?次巻に続く。この調子では、あと一巻は回想編が続きそうだ。アルテがフィレンツェに突入するのは、果たして…。次巻、第20巻の発売日は2024年秋予定。アルテの思慕の行方は?乞うご期待。2024/04/25
みのにゃー
8
ようやくフィレンツェに入る算段がついたものの、レオの過去話の続き。エッツィオ(師匠)のお嬢さんナイスと思った人、はーい!2024/04/20
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- ライオン・ブルー 角川文庫