出版社内容情報
動物も幸福や悲しみをかみしめる――その内面は実に奥深い。ドイツの森林管理官が長年の体験と科学的知見をもとに綴ったエッセイ。
内容説明
叱られるとバツが悪そうな顔をするイヌ、餌がある振りをしてメンドリをおびき寄せるオンドリ、名前が呼ばれるまで礼儀正しく待つブタ、羞じらうウマ…。動物たちの感情や知性は私たちの想像以上に奥深い。森林の管理をしながら動物と交流してきた著者が、豊富な体験と科学的知見をもとに彼らの多彩な内面を温かく綴るエッセイ。世界的ベストセラー『樹木たちの知られざる生活』の続篇。
目次
倒れるほどの母の愛(リス)
本能―感情より価値が低いの?(ブルドッグ、カラス)
人間への愛について(ニワトリ、イルカ、トナカイ)
頭のなかに灯るあかり(金魚、ハエ、粘菌)
トンマなブタヤロウ
感謝(イヌ)
嘘いつわり(ニワトリ、シジュウカラ、カササギ、キツネ)
どろぼうだ、つかまえて!(リス、カケス、イノシシ)
勇気を出して!(シカ、ノハラツグミ)
白か黒か(スズメバチ、オオヤマネコ、マダニ)〔ほか〕
著者等紹介
ヴォールレーベン,ペーター[ヴォールレーベン,ペーター] [Wohlleben,Peter]
1964年、ドイツのボンに生まれる。子どもの頃から自然に興味を持ち、大学で林業を専攻する。卒業後、20年以上ラインラント=プファルツ州営林署で森林官として働いたのち、フリーランスで森林の管理をはじめる。2015年に出版した『樹木たちの知られざる生活―森林管理官が聴いた森の声』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)はドイツで100万部を超えるベストセラーとなった。2016年、さまざまな活動を通じて、人々に森林と樹木のすばらしさに気づいてもらうため、「森林アカデミー」を設立した。同年発表の『後悔するイヌ、嘘をつくニワトリ―動物たちは何を考えているのか?』はドイツで27万部を突破した
本田雅也[ホンダマサヤ]
1964年東京都生。東京外国語大学大学院博士後期課程単位取得退学。ドイツ近現代文学、児童文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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