出版社内容情報
「イヴくんはやっぱり赤リップが似合うね」「美紅さんもね」
元彼・はると直接会うことになった美紅。いろんなことを乗り越え、赤リップをひいた美紅は、“従順な彼女”ではなく“対等な人間”として、はるに何を伝えるのかーー。誰かに傷つけられた自分の惨めさも、誰かを傷つけていた自分の浅はかさも。自分の弱さと向き合うことは、大好きな人の隣にずっといるための、大切な一歩。メイクで自分らしさを取り戻した美紅の、感動の最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
1巻と最終巻、表紙を見比べて思わずほっこりしました。ひとまずのエンディングは、新たなスタートでもあります。このかわいいカップルだけを見た場合はとても良い終わり方でしたが、自分的には一番興味深いキャラだった元婚約者・はるくんが、「もう僕の好きだった彼女はいないから」と美紅さんを切り捨て、なおかつ母とも理解しあえぬままな部分にちょっとがっかりしました。できたらこの複雑な母・息子の話が読みたいです。2024/11/28
くろねこ文学
7
完結!メイクの話からはじまって、最後は一人の女性が自分の意思をもって自立する成長のお話に発展しました。毒親とまでは行かなくても自分の思うように子どもを操りたい母親と自分に都合の良い妻を押しつける夫の呪縛から逃れて、一人の女性として歩きだした美紅さん、おめでとう。メイク=自分らしさの一つの表れってことで良いのかな。人は気づかない内にいろんな呪縛に縛られているんだと思う。「らしさ」を出すのも大変な時もあるけれど、できれば同じ苦労するなら自分らしくしたいですね。 2023/10/22
むきめい(規制)
3
面白かった これくらいの巻数で濃く描写してもらうのが一番読みやすい2024/09/13
めい
3
終わり方があっさりしていたけれど、そういうものなのかな。2023/11/24
糸文
2
★★★★☆ 本作のはるくんと同時に読んでる小説〈流浪の月〉の亮くんが似て過ぎてたまに混乱する(笑)2024/11/30
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