出版社内容情報
製薬会社の工場火災により起きた「医薬品不足」。その波は萬津総合病院薬剤部へも到達していた。患者たちの処方が次々と変更になる中、過敏性腸症候群の患者は薬が変わることに対して不安を募らせるのであった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なっぱaaua
38
今巻もタメになった。薬の供給不足と過敏性腸症候群。抗ヒスタミン剤の影響によるインペアード・パフォーマンス。突発性血小板減少性紫斑病。薬価って下がっているのか。薬の供給コントロールの難しさ。それに関わる会社が経営として成り立たなくなっているなど国全体の問題だわコレ。この間久しぶりに風邪ひいて(コロナでもインフルでもない)カロナールとデキストロメトルファン臭化水素酸塩を処方されたけど値段安いなって感じたのは間違って無かったか。葵さんの悩みは成長あるあるですね。2023/10/29
まりもん
9
レンタル。製薬会社の工場が火事になって医薬品供給不足になった時の代わりになる薬確保は大変だな。小野塚さんが刺々しい言葉言ってきたことにビックリした。2023/12/07
pugyu
7
物語では火事が原因になってますが、薬不足は私も感じてます。処方薬のメーカーが何度も変わりました。患者さんはただでさえ不安だから、薬が変わることで心理的負担が増して、病状が悪化してしまう人もいる。薬の製造に関して、国内でうまく管理してほしいものだけど、医者と患者との信頼も大切なんだね。2024/02/12
笠
7
3.5 新刊読了。薬品の製造工場が停止して欠品が相次ぐ中、医薬品情報を管理するDIを目指すハクの奮闘と、これからの進路について悩む葵の葛藤。薬剤師と一口に言っても様々な働き方があるということについては、この漫画を読んだことで解像度が上がった。DIなんて確実に知らなかっただろうしな。しかもDIと言っても、薬剤師としてじゃなく製薬会社の社員としてのDIってのも選択肢としてあるみたいだし、自分が何をしたいのか、資格を生かして金を稼ぎたいのか、臨床をして人の役に立ちたいのか、色々考えるのは大事だな。2023/11/10
毎日が日曜日
7
★★★2023/10/21