出版社内容情報
甲斐性なしの夫・壮介とのんびり屋の妻・道。二人の暮らしはいつも壮介が持ち込むトラブルで波瀾万丈。に見えて、のんびり屋の道と一緒ならそれさえ愛しい日常になる。あたたかくて笑えてしまう、小さな夫婦の毎日!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
84
46冊目『長い道 新装版』(こうの史代 著、2022年7月、コアミックス) 半ば無理矢理結婚することになった夫婦の物語。 『うる星やつら』的な物語ではあるのだが、非常に奇妙なバランスで成り立っている作品。ファンタジックな部分と、生々しいほどにリアリスティックな部分が同居しており、本当に不思議な読後感を覚える。 どんな夫婦にも、選ばなかった道があるのだ。 新装版にあたり、作者本人が表紙をセルフリメイクしている。ほとんど完コピなので言われなければ気付かない。 「わたしも シアワセになっても いいのですよね?」2022/06/22
ムーミン2号
9
こうの史代新装版シリーズ。奇妙な設定の作品で、父親同士が酒の席で結婚を決めてしまい、その挙句に転がりこんできた道なる女性を、甲斐性なしのろくでなしの荘介も何となく嫁にもらいつつ、(荘介は)他の女性に懸想し、いつかは離婚を夢見ながら何となく二人で暮らしているという連載漫画だ。各話3ページ(終盤は4ページ)。のんびり屋のおっとり屋である道さんに、荘介ばかりか読者も救われながら、「結婚」という長い長い道を歩いていっている二人の物語を、奇妙な感覚にとらわれながらも楽しむことができる。2022/07/10
りょ
1
個人的に荘介どのがめちゃくちゃ刺さった。クズでどうしようもない甲斐性なしだけれど時たま見せる愛情にグッとくる。2022/08/20
chy
1
こんなカップル アリ? というペア。日々ちょっとした気付きや、ドラマ、ハプニングを描いている。この二人が歴史を重ねると「さんさん録」になるのかな?2022/07/20
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- 和書
- 82回薬剤師国家試験問題