出版社内容情報
ドラッグストアに勤める小野塚の元に訪れる、総合感冒薬を大量に買い込む客。ドラッグストアが抱える医療従事者としての板挟みとは? そして、萬津総合病院薬剤部の頼れる男・瀬野の新人時代が明らかになる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
42
予防接種篇続き。尿路感染症で入院した女児は、水ぼうそうの抗体検査の結果も陰性で、晴れて退院。帰る際の父親の台詞が良かった! 「俺…忙しいの言い訳にし、“子どものことはお母さんが一番よくわかっているから、その判断に従って協力するのがベスト”って思っちゃってて。でもそれって、責任を全部押し付けてるのと一緒だったよね」と。父親なら、ドキッとね。さて、薬剤師主催で一般向けの「予防接種講座」が開催です。その会場にママ友の元薬剤師が、笑顔で現れる――。そして、萬津総合病院薬剤部の頼れる男・瀬野の新人時代が明らかに。⇒2022/09/04
すだち
26
6巻に続きワクチンの話題。これを読めばほとんどわかる教科書的な内容。瀬野さんの過去エピソード、先輩の言葉にドキッとした。入職時の夢や理想は良くも悪くもその組織で均されてしまう。立場的な難しさもよく描いている。何を守るか心得て、僕はそうは思わないと言える人でいないと。 漫画の葵はドラマのようなキラキラ感や万能感はないが、アンサングな仕事ぶりに共感する。2021/11/04
バームクーヘン
11
予防接種について詳しく学ぶ事ができ、すごくタイムリーで興味深かった。しかし、前巻に出て来たワクチン拒否派の元薬剤師とどんなバトルが繰り広げられるのか?と期待していたが、これは軽く流された感じで残念。薬局の方針と医療従事者・薬剤師という立場からくる葛藤。誰でも買える市販薬でも軽く見てはいけない。等盛りだくさんの内容だった。次巻も楽しみ~☆彡2021/11/07
メチコ
8
薬剤師主催の「薬剤師による予防接種講座」。 「俺が…薬剤師だからだよ!」吠える熱き魂、小野塚くん。 そして瀬野さんの若かりし日々とその原点。 今回もおもしろかったし、自分ももっと勉強しなきゃなって気持ちになる。 読み終わった後に勉強意欲の湧いてくる本って、たとえそれが漫画であったとしても貴重だよね。 なお、本当に勉強するとは言ってない。2021/10/29
雪見だいふく
7
地雷女登場。彼女がああなっちゃったのには何かあったのか… 小野塚さんの方は、職場でも色々あったけど、今の彼もみどりに影響受けちゃったところ多分にあるよねぇ…… ワクチン接種のあれこれは…………2021/11/18