内容説明
心身医学40年の経験を持つ専門医による、まったく新しい発達障碍論。時代と社会の変化を捉え、診断・治療に生かす!中枢神経の器質的疾患だけでは、発達障碍の急増は説明できない!
目次
1章 序説
2章 発達障碍急増文化論
3章 診断、治療、検査
4章 臨床を助ける知識
5章 7つの症例で診る発達障碍
6章 映画にみる発達障碍
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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著者「異見」は全般に昭和期的論調で納得しかねる部分もあるが、民間デイサービス玉石混合問題への言及は有難い。--公的機関の不足を補うために、民間施設がこの分野の相談事業に参入しているが、補助金(8000円/日・人)目当ての現実がある。困ったのは、ASDやADHDを何も知らない、しかも未経験者を即席で指導員にして開設した施設が少なからずあったことである。公的機関が行う性質のものに適切な民間機関が関わること自体は好ましいが、誠実に行えば赤字になる分野だからこそ、民間では無理が生じる。この分野は混沌としている。