- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ティーンズ・ファンタジーその他
出版社内容情報
賞金首のモンスターが出現し、等級不足のシーアシャは冒険者家業の休業を余儀なくされていた。不本意ながらも休息となった二人が朝市へと出かけ満喫していると、なにやら周囲が騒がしい。どうやら人間と亜人の諍いのようだった。もとより人外であるシアーシャはもちろんのこと、傭兵であるジグもそんな争いには興味がない。何事もなかったようにその場を後にするジグとシアーシャ。しかし後に二人は知ることになる。この人種間の問題が予想以上に根深いことを……。
内容説明
賞金首のモンスターが出現し、等級不足のシアーシャは冒険者稼業の休業を余儀なくされていた。不本意ながらも休息となった二人が朝市へと出かけ満喫していると、なにやら周囲が騒がしい。どうやら人間と亜人の諍いのようだった。もとより人外であるシアーシャはもちろんのこと、傭兵であるジグもそんな争いには興味がない。何事もなかったようにその場を後にするジグとシアーシャ。しかし後に二人は知ることになる。この種族間の問題が想像以上に根深いことを…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
賞金首のモンスターが出現し、等級不足で冒険者家業の休業を余儀なくされていたシアーシャが、人間と亜人の争いに巻き込まれてゆく第3弾。思っていた以上に根深い人種間の問題が垣間見える中、二人が削岩竜に襲われていた緑鱗氏族のウルバスを助けた経緯から、亜人を忌避する冒険者たちから悪質な嫌がらせを受けるようになってゆく展開で、シグはシグで気がつくといろいろ巻き込まれがちなわけですけど、ブチ切れたら本当に怖いのはどちらなのか…それを改めて突きつける顛末になってましたね(苦笑)あれは怒るのも仕方ないかなと思いましたけど。2024/03/18
ホシナーたかはし
25
ジグとシアーシャのやりとりが、幼稚園児のようにも熟年夫婦のようにも見える不思議な雰囲気が好きです。最近のファンタジーによくある細かい設定の解説や異世界転移が無いのが本作の良い所。2024/04/02
しぇん
23
魔女が生きれる世界を探して新天地に来て、ある意味目的を達してしまっている中なので、あまり派手な物語にはならないんだろうな、と。相変わらず落ち着いたファンタジーでした。とはいえ、傭兵としての生き方に徐々に友達と言ってくる人など出来少しずつ変わっていってはいるんですよね。最後育ての傭兵団出てき魔女を見に行くような事になりましたが、大陸違うから物語に絡んで来れるのかな?と2024/04/01
真白優樹
19
賞金首の出現によりシアーシャの冒険者のお仕事が一休みになる中、人間と亜人の確執を垣間見る今巻。―――姿形は関係なく、あるのは敵か味方か、それのみで。 シアーシャが手加減の方法を模索したりジグはジグで気が付かぬ間に人脈を広げていく中、ある意味フラットなその考え方が厄介者に付け込まれる巻であり、人とは違うと言う部分に焦点を当て世界観を深堀する巻である。一つ厄介事をしばき倒すその裏、近づいてくるのは他の街からの魔の手。裏の世界で動きがある中、その動きはジグたちに繋がるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/03/31
毎日が日曜日
14
★★★★2024/04/11