ことのは文庫<br> 京都「無幻堂」でお別れを―大切な人形の魂を送る処

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ことのは文庫
京都「無幻堂」でお別れを―大切な人形の魂を送る処

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784867165195
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人々の感情が色で見える特異な体質で人生に嫌気が指していた明日菜(あすな)は、ある日リストラに遭い途方に暮れ、行きついた先で目にしたのは、「従業員急募」という張り紙。そこは、店主の柘植(つげ)と言葉を話す猫・詩(うた)が営む、魂が宿った人形の最期を見届ける「無幻堂」というお店。明日菜は、その特異な能力を駆使し、人形たちの感情を読み取り、怒りや悲しみを汲み取っていく。持ち主が手放してしまい、行き場を失った人形たちの最期に寄り添う、儚くもあたたかいハートフルドール・ストーリー。

内容説明

人々の感情が色で見える特異な体質のせいで人生に嫌気が差していた明日菜は、ある日理不尽なリストラに遭ってしまう。途方に暮れ、行きついた先で目にしたのは、「従業員急募」という張り紙。そこは、店主の柘植と言葉を話す猫・詩が営む、魂が宿った人形の最期を見届ける「無幻堂」というお店。ひょんなことから「無幻堂」で働くことになった明日菜は、人形たちの感情を読み取り、怒りや悲しみを汲み取っていく。行き場を失った人形たちの最期に寄り添う、儚くもあたたかいハートフル・ドール・ストーリー。

著者等紹介

望月くらげ[モチズキクラゲ]
徳島県出身。2018年刊行『この世界で、君と二度目の恋をする』(KADOKAWA)で小説家デビュー。以来、切ない青春恋愛小説やライト文芸、中華風ファンタジー小説など多くの書籍を刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

195
人の感情を色彩で感じ取れるヒロイン明日菜が会社の利益よりも顧客の感情を尊重する優しさの為にリストラされ偶然降りた京都の町で「無幻堂」に再就職する。気難しそうな店主・柘植(つげ)人の言葉を喋る白猫の詩(うた)と共に人間に長く愛された人形たちの想いを断ち切り成仏させる仕事を通して明日菜はやり甲斐を感じ人としても成長していく。心を歪ませた人形達と対峙し危険を孕む仕事に真心と優しさで立ち向かい困難を乗り越える彼女は誠に立派で偉いですね。明日菜と柘植の恋の進展を願い続編の刊行に期待しますね。#NetGalleyJP2024/04/03

よっち

33
特異体質を抱える明日菜がある日理不尽なリストラに遭ってしまい、魂が宿った人形の最期を見届ける「無幻堂」で働き始めるハートフル・ドール・ストーリー。人々の感情が色で見える人生に嫌気が差していた明日菜が、店主の柘植や言葉を話す猫・詩とともに、フランス人形や雛人形、腹話術人形、マリオネット、ムーミーちゃん人形などに込められていた感情を読みながら、怒りや悲しみを汲み取っていく展開で、最初はどこか危なっかしい印象もあった明日菜でしたけど、周囲が諦めかけても最後まで寄り添い、粘り強く向き合う姿勢がとても印象的でした。2024/01/21

なみ

20
突然仕事を失った明日菜は、偶然訪れた「無幻堂」で働くことに。 店主の柘植、喋る猫の詩と共に、魂の宿った人形のお別れに立ち会う。 人形たちの感情に寄り添う明日菜の真っ直ぐな優しさに、そして柘植さんの不器用な優しさに、心が温かくなる素敵なお話でした。 明日菜と柘植さんの距離感が絶妙で、ずっと見ていたいくらいに尊かったです。 あと私も律真さん推しです!2024/01/24

和尚

18
めちゃくちゃ好みでした! 人々の感情が見える能力を持っていることで商品を強く売り込む事ができず、リストラの憂き目にあった主人公の明日菜 そんな彼女が辿り着いたのは、魂の宿った人形の最期を見届けるお店で。 最初は勢いながらに天職を得た明日菜が、それぞれの持ち込まれる人形の想いを聞いて解きほぐし、同時に店主の心もほどきながら章ごとに進んでいく物語はとても優しく、僕は凄く好きでした。 そして、人々の感情の色が見えるという設定に、ついつい懐かしのパラサイトムーンを思い出してしまいました笑 おすすめです! 2024/01/23

ゆ〜た◢◣

12
人の心が色で分かる主人公の明日菜は•••急にリストラされる!そんな時に迷い込んだ「無幻堂」で働くことに。そこは魂の宿った人形の最後を見届ける送魂屋。 人間とは少し違う人形らしい苦悩が鮮明に描かれていて各章すごく惹き込まれる話ばかりでした。 個人的には雛人形のお話がよかったです!1年間で数ヶ月しか飾られないから不幸だとおもうのですが、それに返答した女雛の言葉が凄く素敵でした。 恋愛小説の印象が強い作者さんですが、こんな作品も書けるのかと驚かされました! 2024/01/24

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