出版社内容情報
《内容》 免疫の異常と炎症反応の成り立ち,そしてそれらがどのように臨床症状と結びつくかを,膠原病を中心にたいへんわかりやすく解説.臓器特異的自己免疫疾患,アレルギーや小児科領域での先天性免疫不全などの項目も設け,免疫疾患全般を総合的に取り上げている.前半は総論的で,後半に各疾患ごとの病態と臨床について述べられているが,各項目は独立した読み物となっており,読者の興味と関心次第でどこからでも読める.難解や膠原病や免疫疾患を基本からよく理解できる.研修医はじめ医学生,ナースやコメディカルスタッフ,そして免疫を専門としない医師にお薦めの1冊.2色刷 《目次》 1.自己免疫現象はなぜ起こるか? 2.発熱と関節痛 ―リウマチ膠原病医の仕事の基本は「熱と痛み」のマネージメント― 3.軽視できない呼吸器病変 ―間質性肺炎と肺高血圧症を見逃すな― 4.血小板が少ない! ―SLEに伴う血小板減少,迅速な鑑別と対応が必要― 5.消化管,上から下まで ―いろいろな合併症に注意しよう― 6.膠原病の循環障害の数々 ―レイノー症状と肺高血圧症を中心に― 7.免疫の最終産物,自己抗体 ―抗体の量,親和性と対応抗原が問題― 8.副作用のでないクスリは効かない! ―慢性関節リウマチ,コントロールのむずかしさ― 9.まさしく全身疾患! ―全身性エリテマトーデスの病態と臨床像の多様性―10.これぞ膠原病診療の真髄 ―ループス腎炎のマネージメント―11.血栓症を起こす不思議な自己抗体 ―抗リン脂質抗体と抗リン脂質抗体症候群―12.筋肉が溶ける? ―皮膚筋炎/多発性筋炎の臨床―13.硬化性病変の対策 ―強皮症の臨床―14.血管炎は,罹患血管の太さで分類する15.なぜ内科管理も必要か? ―シェーグレン症候群の臓器病変―16.白血球が悪さをする? ―Behcet病の病態生理―17.免疫疾患の治療と予後18.甲状腺:最も高頻度の自己免疫のターゲット―19.なぜ低血糖に? ―インスリン自己免疫症候群の病態―20.1型糖尿病 ―モデル動物から学んだその発症機序―21.好酸球と語る22.医原性の緊急事態! ―アナフィラキシーショックの原因と対処―23.機序に対応した治療の選択 ―気管支喘息を知る―24.最も頻度の高い免疫疾患 ―アレルギー性鼻炎の病態と治療―25.先天性免疫異常の臨床と病態26.移植免疫 ―臓器移植は拒絶反応との戦い―
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