地域批評シリーズ<br> これでいいのか長野県

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地域批評シリーズ
これでいいのか長野県

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784867160428
  • NDC分類 291.52
  • Cコード C0195

内容説明

男女の平均寿命や幸福度ランキングが全国トップクラスにして、魅力的かつ著名な観光地を数多く抱える長野県は、ブランド力にたいへん優れた県である。ただ、県内では幸せな生活が営まれている一方で、地域間対立の火種はいまだにくすぶり続けている。東信、北信、中信、南信…歴史的に山と川が交流を阻害し続け、独自の文化が育まれてきたそれぞれの地域は、今もってその独自性を貫いており、特に北信の長野と中信の松本は、表立ったバトルこそないものの、対立感情は静かにずっと残り続けている。蓋を開けてみれば県の内情はバラバラなのだ。県民が地元を「長野県」とは言わずに「信州」と言うのも、「信州」への強いこだわりと同時に、「信州」でないとまとまれないからである。本書では他県民がうらやむ信州の実態と真実を明らかにしつつ、「日本の山岳秘境民」の実像に迫る!

目次

第1章 信州ってどんなトコ?
第2章 バッラバラで行き当たりバッタリの信州の歴史
第3章 これでいいのだ!信州人の正しい生き方
第4章 長野と松本のバトルは冗談じゃすまない!
第5章 県の中心・北信は盤石なのか?
第6章 東信が地域間対立の温床になっている!
第7章 反撃に虎視眈々!?中信が見出すわずかな光明
第8章 見捨てられた南信の現実と希望と逆襲
第9章 長野県は「信州的感性」で突き進め!

著者等紹介

鈴木ユータ[スズキユータ]
1982年、千葉県木更津市生まれ。全国各地を巡る実地取材系ライター

岡島慎二[オカジマシンジ]
1968年、茨城県土浦市生まれ。学術系からギャンブル・風俗系まで扱うライター兼編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

8
「これでいいのか〇〇〇」と言うシリーズで、特に「これでいいのか?」と言う内容では無い。 ひたすら独断で長野県のことをいろいろ書いた本。 ただ取材して思ったことを書いただけでなく、一応統計データなども示しつつ考察したりもしている。 県民として、そんなこと思ったことも無いけど・・・っていうことだらけで、そんな風に見てる(人も居る)んだとびっくりしながら読みました。 偏見だらけで言いたい放題だけど、結構面白い。2020/09/12

ちーくん✥

1
元長野県民ですが、この本の通り、長野県民は自分住んでいる地域以外は、意外と詳しくない人が多いので、トリビアみたいなのが盛りたくさんで楽しく読めた。時々地元民にしか分からないであろう、マニアックな地名も出てきてニヤリ。 ただ、若い世代はここの本に書かれているほど各地域の争い意識みたいなものは徐々になくなってきていると思うけれど‥ 与太話も多いけれど、時々各市町村の取り組み(少子化対策に子育て世代にどのぐらいの補助を出しているか等)や債権残高などデータを用いて、真面目に分析している部分もあって参考になった。

そると

1
長野県民(現在は東京在住)です。特に県庁が長野市に置かれた経緯はおもしろかったです。松本と長野、どちらに県庁を置くかで、これほどバトっていたとは。もし、松本に県庁が置かれていたら、南信の立場は今とだいぶ違っていただろうな、とありえない夢を見てしまいました。今まで南信民として、いいようのない肩身の狭さ(笑)を感じてきましたが、やっぱり個人的なひがみじゃなかった!と実感。でも、きっといつか南信に光があたる日はくるはず、と(むりやり)希望を持って読了しました。2020/10/11

TAKA

0
「両雄並び立たず」ですね。 とはいえ自分の住んでいる場所がナンバー1じゃないと嫌だっていうのは分かる。2020/08/16

grappler

0
気軽に読める読物としてはいいかもしれないですね。2020/10/11

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