出版社内容情報
生殖補助医療技術、妊娠中絶、脳死と臓器移植、安楽死・尊厳死等から環境倫理、優生思想、反出生主義まで、我々の身近にある「いのち」の問題として当事者の声をひろいながら初学者にもわかりやすく説明した生命倫理の入門書。
目次
序章 なぜ生命倫理なのか
第1部 生命倫理の現実的問題―いのちをめぐって(生殖補助医療技術;人工妊娠中絶と赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)
先端医療
脳死と臓器移植
安楽死と尊厳死
人生の最終段階)
第2部 生命倫理の成立(「医の倫理」から「生命倫理」へ;生命倫理四原則;医療と正義;自己決定権と合意形成)
第3部 生命倫理と社会(生命の倫理としての環境倫理;生産性という時代、優生思想という課題―フクシマとサガミハラが投げかけるもの;奪ってはいけない―デイヴィッド・ベネターの反出生主義に向き合う)
終章 生命倫理のゆくえ
著者等紹介
朝倉輝一[アサクラコウイチ]
1959年生まれ。1993年3月東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程満期退学。2024年4月東洋大学非常勤講師
小館貴幸[コダテタカユキ]
1972年埼玉県生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学。立正大学人文科学研究所研究員。介護福祉士(主に難病・ターミナルケア)。立正大学、早稲田大学、明治大学、法政大学、湘南医療大学ほか非常勤講師
近藤弘美[コンドウヒロミ]
1981年埼玉県生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科比較社会文化学専攻単位取得満期退学。東京農工大学、東京薬科大学、清和大学ほか非常勤講師
米田祐介[マイタユウスケ]
1980年青森県生まれ。立正大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学。東洋大学・立正大学・東京電機大学・湘南医療大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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