出版社内容情報
本書は若手経営者層の結社である青年会議所への調査研究を中心として、「市民」としての地域の経済リーダーたちによる自発的結社の成立とその社会的機能について分析し、市民社会論における分析枠組みの更新と理論的精緻化を図るものである。
目次
第1章 市民的参加の研究としての理論的射程と問題設定
第2章 調査データと方法
第3章 日本青年会議所の展開とその諸特性―海外との比較を交えて
第4章 青年会議所の組織構造と社会関係
第5章 地域社会と青年会議所―地域行事への関与事例から
第6章 メンバーシップから見る経営者の市民キャリアとライフヒストリー
終章
著者等紹介
嶋田吉朗[シマダキチロウ]
1989年生まれ。学校法人嶋田学園常務理事。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て現職。慶應義塾大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。地域社会学、都市社会学、市民社会論。高等学校にて、地域連携、大学連携、グローバル教育ICT等を担当。また、福岡県飯塚市中心商店街の広場運営や街おこし活動にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。