出版社内容情報
今まで地域の福祉向上に貢献してきた社会福祉協議会の現状は、行政の下請け機関化し、本来の地域福祉を推進する機能を失ってきている。この現状を憂慮し、新たな時代の期待に応えられる組織にするには如何にすればよいかを提案する。
内容説明
社協は近年大きく変貌してきた。社協がよって立つ理念は霞んだように見える。社協がどんな役割を担い、どこに向かうのかを共に探ってみたい。そのための問題提起を大胆に行った。その結果がこの本の出版につながった。関係者のご批判を乞う。
目次
プレリュード/社協問題研究会の問題意識
序章 今なぜ社協問題なのか
第1章 社協と行政の関係、その現状と望ましいあり方
第2章 社協組織と事務局のあり方
第3章 社協人に知力がなぜ必要か
第4章 社協の基盤であるコミュニティワークを改めて考える―地域包括支援体制下での社協職員の専門的スキルとは
第5章 地域福祉計画との関連から社協のあり方を考える
第6章 コロナ禍における特例貸付にみる社協のこれから
第7章 社協牽制機能形骸化からの脱皮へ
第8章 社協とボランティア