出版社内容情報
移民・難民への憎悪そしてコロナ禍、戦争は、国境問題を突き付けてきた。本書では、世界と日本の国土の外的・内的側面を多角的に検討し、政策科学の対象である空間の時間的変遷を認識することで、境界線についての背景を論じた一冊である。
内容説明
戦争と感染症は、国境の時代をふたたび開いた。国際政治、国際法、地域研究の研究者が世界と日本の「国境」を論じた一冊。今のうちに読んでおきたい「国境」の学問。
目次
第1部 国境を考える道具(国境の問い;ボーダースタディーズから読み解く国際関係;国境紛争と国際法 ほか)
第2部 日本の国境の過去と現在(戦前の沖縄と台湾;戦前のクリル諸島とサハリン島;戦後日本が抱える領土および海洋境界画定問題)
第3部 世界の国境問題(欧州における国境/境界問題;ラテンアメリカの国境問題―チリ・ボリビア・ペルー三国間の長い軋轢の歴史;コーカサスの国境問題 ほか)
著者等紹介
宮〓昇[ミヤワキノボル]
早稲田大学政治学研究科博士後期課程修了。松山大学助教授、モンゴル国立大学客員研究員などを経て現在、立命館大学教授。博士(政治学)
樋口恵佳[ヒグチエカ]
東北大学法学研究科博士課程後期課程修了。東北大学法学研究科特任フェロー、笹川平和財団海洋政策研究所研究員、東北公益文科大学公益学部講師を経て、現在、同大学公益学部准教授。博士(法学)
浦部浩之[ウラベヒロユキ]
筑波大学国際政治経済学研究科博士課程満期退学。在チリ日本国大使館専門調査員、愛国学園大学人間文化学部助教授などを経て、現在、獨協大学国際教養学部教授。修士(地域研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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