内容説明
新型コロナウイルス時代に生きる私たちが考えるべきことは?国家と教育の関係や、民主主義といった重要な(おなじみの)トピックに限らず、公教育の役割、これまで以上に関心の高まる教育の公共性、あるいは教育サービスや産業という形で顕在化するグローバリゼーションの影響、さらには市民社会と国民国家の間における教育、さまざまな意味で「国家と教育」に関連する論文を広く掲載(特集趣旨文より)。
目次
第1特集 国家(官僚制と社会の関係からみた文部科学省―資金の流れを追うには制約が強い日本での国家研究;私事化のもとでの公教育費負担のゆくえ;教育のグローバル正義とは何か―分配をめぐるアポリア;戦後の道徳教育を貫く国家観―人倫共同体というオプティミズム;プラグマティズムは国家の教育を問いなおせるか?―ジョン・デューイとラディカリズムの未来 ほか)
第2特集 教育研究と現場のあいだに「相互承認」は成り立つか
研究論文(「個性」史再考―その長期趨勢をめぐって;民主化のエージェントとしての日本語教育―国家公認化の中で「国家と日本語」の結びつきを解きほぐせるか)
著者等紹介
青木栄一[アオキエイイチ]
1973年生まれ。東北大学大学院教育学研究科教授(教育行政学、行政学)。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)
丸山英樹[マルヤマヒデキ]
1971年生まれ。上智大学総合グローバル学部教授(比較国際教育学)。広島大学大学院国際協力研究科教育文化専攻博士課程前期修了。上智大学大学総合人間科学研究科論文博士(教育学)
下司晶[ゲシアキラ]
1971年生まれ。中央大学文学部教授(教育哲学・教育思想史)。中央大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)
濱中淳子[ハマナカジュンコ]
1974年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授(高等教育論)。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)
仁平典宏[ニヘイノリヒロ]
1975年生まれ。東京大学大学院教育学研究科准教授(社会学)。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 韓国文学の中心にあるもの