出版社内容情報
専門家でも悩むことが多い、メンテナンス費用や修繕費と資本的支出との判定。このような費用については、税務調査で必ずチェック項目とされる。本書は、資本的支出に関わる修繕費や改良費及び増改築費用の実務に即し、基本的な考え方を解説した実務必携書。
前版(令和2年2月刊)以降の改正に対応した4訂版!
● 固定資産の修繕費をめぐる問題について、「通常の管理又は修理」とは何か、「一の計画」とは何か、「明らかに価値を高める」とはどういうことかなど、それぞれに異なる修繕について、どのように理解し判定すればいいのか等を解説。
● 税務調査などで問題になりやすいことなども踏まえ、より実務に寄り添えるようバージョンアップを重ね、今回の改訂では、令和4年度税制改正におけるリフォーム税制の改正も大きく取り込み解説!
● テナントがその賃借物件に施す造作工事について、固定資産の取得費をどう判断するか、資本的支出とは何か、そして償却資産税はどうなるかなど、難しい判断を求められるケースの実務的な処理方法についても詳解!
● それぞれの判断の基本にある考え方を確認し、実務に則した設例により解説するとともに、裁決例や裁判例をふんだんに取り入れ、実際にどのようなことが問題とされ、どのような判断が下されたのかを明示!
● 有形減価償却資産だけでなく、土地やソフトウエアについても取り上げ、さらに増改築等と税制特例についても解説!
内容説明
難解な税務判定をQ&A方式でわかりやすく解説!
目次
1 基本的考え方(固定資産の耐用年数と資本的支出;資本的支出と修繕費の意義;改良費・増改築費用と税制特例;償却資産税の取扱い)
2 具体的事例(資本的支出と所得計算;貸借物件と修繕費、資本的支出;土地と資本的支出;建物の維持管理費と資本的支出;機械及び工具器具備品とメンテナンス費用;附属設備と構築物;定期メンテナンス費用;改良費;事故・災害;増改築等と税制特例;パソコン・ソフトウエア・LAN)
著者等紹介
小林磨寿美[コバヤシマスミ]
1958年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。1996年税理士登録。2001年小林磨寿美税理士事務所開設。東京地方税理士会税法研究所研究員。青山学院大学大学院法学研究科(ビジネス法務専攻科)非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。